AIを使いこなしてチラシ作り!?
月刊「シン・道楽亭コラム」 第1回
- その他

シン・道楽亭
2025/05/10
『文七元結』の世界観
AIの画像生成は、少しコツが必要です。特に注意が必要なのは、再現性が低いこと。だいたいイメージ通りですが、「ここをもうちょっと調整してもらいたいよな~」と指示を出しても、全体を調整してしまうので、少しずつイメージから離れてしまいます。「そっちじゃない!」と何度、AIに突っ込んだことか……。
そんな場合は、AIの言語化、つまりAIに状況や内容を文字で認識させてから画像生成を依頼すると、よりイメージに近いものを作ってくれます。
具体例を挙げると、「笑福亭べ瓶 ネタナおろしの会」(2025年5月29日開催予定)では、『文七元結』がネタ出しされていました。そこで、最初は次のようにChatGPTに依頼してみました。
落語会のチラシを作るので、その背景画像がほしいです。文七元結をネタ出ししているので、文七元結のワンシーンのような画像をください。
その結果、『文七元結』のシーンでもなんでもなく、単なるよくある落語の一コマのような画像が出てきました。「なんだこれ!」

そのため、まずAIに『文七元結』を言語化させようと考え、「文七元結という落語は、どの場所を舞台にしていますか?」と聞くと、次のように回答しました。
●本所・達磨横町(だるまよこちょう)
主人公の左官長兵衛(さかん ちょうべえ)が住む場所。本所は現在の東京都墨田区あたりで、当時は職人や庶民の多い下町エリアでした。
●両国橋
長兵衛が身を投げようとする娘を助けた橋。重要な転機のシーンで、ストーリーのクライマックスに近い印象的な場所です。両国橋は江戸時代から有名な橋で、見世物や行楽でもにぎわっていた場所でもあります。
●芝・久保町(現在の港区芝付近)
お金を預けるために向かう質屋(かまた屋)がある場所。当時の江戸では町ごとに特色があり、芝は武家屋敷や商人もいたエリアです。
これらを踏まえ、次のようにChatGPTに依頼しました。
夜の両国橋をイメージした背景画像を作ってください。スケッチ風に。セピア調で。
そして、このような『文七元結』の世界観に合わせた背景画像が生成されました。

いま読まれています!

桂三四郎の「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第2回
ちょいもち
~「ちょっと持ってる人」の奇跡と悲劇

桂 三四郎
2025/08/30

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第10回
講談への情熱は今も変わらず 一龍斎貞寿(後編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/08/30

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第9回
講談への情熱は今も変わらず 一龍斎貞寿(中編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/08/29

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第8回
講談への情熱は今も変わらず 一龍斎貞寿(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/08/28

桂三四郎の「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第1回
エッセイが始まる
~締め切りを巡る負けられない戦い

桂 三四郎
2025/07/25

シリーズ「思い出の味」 第12回
真夏の甘美
~秋田のドリアンは、恋の味!

一龍斎 貞奈
2025/08/25

立川談吉の「ずいひつかつどお」 第3回
ぼうけんだんきち
~可能性の獣たちよ、大海原に漕ぎ出そう!

立川 談吉
2025/08/28

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第5回
社会派講談の旗手 神田香織(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/07/27

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第6回
社会派講談の旗手 神田香織(中編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/07/28

「ラルテの、てんてこ舞い」 第3回
謎のカバ臭と忘れ物キング ~桂雀々エピソード2
~ずっとずっと忘れないでほしい

ラルテ
2025/08/27

桂三四郎の「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第2回
ちょいもち
~「ちょっと持ってる人」の奇跡と悲劇

桂 三四郎
2025/08/30

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第10回
講談への情熱は今も変わらず 一龍斎貞寿(後編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/08/30

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第9回
講談への情熱は今も変わらず 一龍斎貞寿(中編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/08/29

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第8回
講談への情熱は今も変わらず 一龍斎貞寿(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/08/28

立川談吉の「ずいひつかつどお」 第3回
ぼうけんだんきち
~可能性の獣たちよ、大海原に漕ぎ出そう!

立川 談吉
2025/08/28

桂三四郎の「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第1回
エッセイが始まる
~締め切りを巡る負けられない戦い

桂 三四郎
2025/07/25

シリーズ「思い出の味」 第12回
真夏の甘美
~秋田のドリアンは、恋の味!

一龍斎 貞奈
2025/08/25

杉江松恋の「芸人本書く派列伝 クラシック」 第4回
〈書評〉 『講談・伝統の話芸』(有竹修二 著)
~講談の色気と凄み、話芸の真髄を探る1冊

杉江 松恋
2025/08/29

笑福亭茶光の「“本”日は晴天なり ~めくるめく日々」 第3回
〈書評〉 『生殖記』(朝井リョウ 著)
~本当の自分って何だ?

笑福亭 茶光
2025/08/29

酒は“釈”薬の長 ~伯知の日本酒漫遊記~ 第2回
二合目 ~塩釜漫遊記
浦霞の利き酒サーバーに笑顔!

松林 伯知
2025/08/27

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第8回
講談への情熱は今も変わらず 一龍斎貞寿(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/08/28

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」第9回
講談への情熱は今も変わらず 一龍斎貞寿(中編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー

瀧口 雅仁
2025/08/29

立川談吉の「ずいひつかつどお」 第3回
ぼうけんだんきち
~可能性の獣たちよ、大海原に漕ぎ出そう!

立川 談吉
2025/08/28

桂三四郎の「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第2回
ちょいもち
~「ちょっと持ってる人」の奇跡と悲劇

桂 三四郎
2025/08/30

シリーズ「思い出の味」 第12回
真夏の甘美
~秋田のドリアンは、恋の味!

一龍斎 貞奈
2025/08/25

酒は“釈”薬の長 ~伯知の日本酒漫遊記~ 第2回
二合目 ~塩釜漫遊記
浦霞の利き酒サーバーに笑顔!

松林 伯知
2025/08/27

三遊亭萬都の「マクラになるかも知れない話」 第1回
夏の日の少年
~僕たちは、小さな冒険者だった

三遊亭 萬都
2025/08/24

「ラルテの、てんてこ舞い」 第3回
謎のカバ臭と忘れ物キング ~桂雀々エピソード2
~ずっとずっと忘れないでほしい

ラルテ
2025/08/27

杉江松恋の「芸人本書く派列伝 クラシック」 第4回
〈書評〉 『講談・伝統の話芸』(有竹修二 著)
~講談の色気と凄み、話芸の真髄を探る1冊

杉江 松恋
2025/08/29

東家一太郎の「浪曲案内 連続読み」 第4回
『あんぱん』と『はだしのゲン』と『のど自慢』
~NHK朝ドラ3回目の出演!

東家 一太郎
2025/08/22

シリーズ「思い出の味」 第11回
食べ物が詰まった、師匠桂三金の思い出と棺桶
~焼肉は落語

桂 笑金
2025/08/17

令和らくご改造計画
第一話 「危機感をあなたに」
~笑撃のストーリーが今、始まる!

三遊亭 ごはんつぶ
2025/08/12

三遊亭司の「二藍の文箱」 第3回
前座見習に師匠見習
~今年の春、弟子を取った

三遊亭 司
2025/08/02

シリーズ「思い出の味」 第10回
松鶴、鶴光、羽光、羽太郎の四世代の飲食
~気をつかう師匠との食事

笑福亭 羽光
2025/08/04

東家一太郎の「浪曲案内 連続読み」 第4回
『あんぱん』と『はだしのゲン』と『のど自慢』
~NHK朝ドラ3回目の出演!

東家 一太郎
2025/08/22

「講談最前線」 第6回
2025年8月の最前線 【後編】 (講談入門① ~最初に“生で”聞くなら、どうしたらよいか)
~4つのキーワード

瀧口 雅仁
2025/08/14

入船亭扇太の「お恐れながら申し上げます」 第1回
汗と笑いの物語
~高座で顔に汗をかかない男の秘密

入船亭 扇太
2025/08/11

柳家小志んの「噺家渡世の余生な噺」 第4回
講演依頼への葛藤 ~噺家の矜持
~衝撃の「柳家巨乳」事件

柳家 小志ん
2025/08/15

三笑亭夢丸の「エッセイ的な何か」 第3回
8/31は、野菜の日 →ミョウガ21本を食べた男の記憶
~落語『茗荷宿』のウソとホント

三笑亭 夢丸
2025/08/19

月刊「シン・道楽亭コラム」 第4回
「声の黒船」はすでに来襲している ~厄介な未来
~落語家の声は守れるか?

シン・道楽亭
2025/08/10
編集部のオススメ

シリーズ「思い出の味」 第11回
食べ物が詰まった、師匠桂三金の思い出と棺桶
~焼肉は落語

桂 笑金
2025/08/17

令和らくご改造計画
第一話 「危機感をあなたに」
~笑撃のストーリーが今、始まる!

三遊亭 ごはんつぶ
2025/08/12

三遊亭司の「二藍の文箱」 第3回
前座見習に師匠見習
~今年の春、弟子を取った

三遊亭 司
2025/08/02

桂三四郎の「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第1回
エッセイが始まる
~締め切りを巡る負けられない戦い

桂 三四郎
2025/07/25

林家きく麿の「くだらな観音菩薩」 第2回
阿修羅
~気軽に会えた貴方はいない

林家 きく麿
2025/06/16

月刊「シン・道楽亭コラム」 第2回
席亭への道 ~服部、落語に沼る人生
~還暦過ぎからが人生

シン・道楽亭
2025/06/10