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除夜の鐘 ~しょうもない年越しの瞬間

「テーマをもらえば考えます」 第5回

除夜の鐘 ~しょうもない年越しの瞬間

恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……

三遊亭 天どん

執筆者

三遊亭 天どん

執筆者プロフィール

イテテ

 三遊亭天どんです!

 テーマをもらってやりますよ。今回は『除夜の鐘』です。

 ワシが高校生の時の大晦日での出来事です。

 あ…ありのまま
 昔 起こったことを話すぜ!

 『おれは奴の前で
 自転車を漕いでいたと思ったら
 いつのまにか降りていた…』

 な…何を
 言っているのかわからねーと思うが
 おれも何をされたのか
 わからなかった…

 頭がどうにかなりそうだった…
 催眠術だとか超スピードだとか
 そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
 もっと恐ろしいものの
 片鱗を味わったぜ…

 要は大晦日の夜に、駐輪場の柵の間を通ろうとしたらロープが張ってあって、見えずに突っ込んだんだよ。普段は張ってないのに! ヤッパリ大晦日は特別だね。タネはチャチなワナだったよ! モチロン、時も止めてないぜ!!

 そしたらさー、サドルからお尻が落ちて、反動でサドルの先にお尻が刺さったのよ。家に帰ったらお尻の穴が切れてて、拭いてたらちょうど年を越したのよ。その時、おれはトイレの中でこう言ったね。

 「(お尻が)明けま血でおめでとう!!」

 

 ……なんなら今回はこのハナシがしたいだけで、後は中身なんてないぜ! いや、ホントに言ったんだよね~、思春期でもそんな人間でしたわ。イテテ!!

 とりあえず今までの人生の中で、3番目くらいのしょうもない年越しの瞬間です。除夜の鐘といえば、大晦日だからね!とりあえずツカミはオッケ~~~。