祖母と娘と、変わらないホットケーキ

「かけはしのしゅんのはなし」 第8回

祖母と娘と、変わらないホットケーキ

まだ5歳の娘もいつか親元を離れる日が来るのかと思うと…(画:信吉)

春風亭 かけ橋

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春風亭 かけ橋

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 明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

 お正月は、いかがお過ごしでしたか。

 5歳の娘が、お節料理の残りのかまぼこを見て、「豪華なご飯は飽きた」と言ったその一言が、とても愛おしく感じられました。そんな娘が大好きなのが、ホットケーキです。

 1月25日は、「ホットケーキ」の日だそうです。

 1902年(明治35年)1月25日、北海道の旭川気象台で、日本の観測史上で最低気温となるマイナス41.0℃が記録されました。特に寒くなるこの時期に「おいしいホットケーキを食べて、心も体も温めてほしい」との願いが込められ、森永製菓が制定したとのことでした。

 記念日の由来って、ちょっと強引なぐらいがいいですね。

 時々、ホットケーキが食べたくなります。正確に言うと、あのビジュアルに会いたくなるのです。ほんのりきつね色のふっくらとしたホットケーキの上に、バターと黄金色のメープルシロップがかかっている姿は、世代を超えた魅力があります。

 どんな大人でもホットケーキの前だと童心に帰ってしまう。

 そういえば、子ども時代ってホットケーキがとても身近な存在でした。よくアニメや絵本にも出てきますよね。ドナルドダックがチップとデールにホットケーキを取られてしまう話は大好きで、何度も見ました。

 ディズニーアニメのホットケーキは、とてもおいしそうで印象的でしたね。

 絵本の『ちびくろサンボ』は、話の細部をよく覚えていません。ただ、虎がぐるぐる回ってバターになり、ホットケーキを食べる場面だけは印象に残っています。『ぐりとぐら』も大きなフライパンでホットケーキのようなものを作る話です。