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夏が終わるさみしさなんて宇宙までふっとばしたい

東家千春の「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第5回

8月前半②

8月7日(木) 理緒さんと稽古
 理緒さんとカラオケで稽古。隣室には、全員で合唱するタイプの団体客。集中できず。中森明菜の合唱をじっくり聴くことに。

8月9日(土) 秀勇さんと稽古
 お三味線の秀勇さんとカラオケで稽古。同じビルに「かにざんまい」が入ってしまい、エレベーター内のカニ臭がとんでもない。秀勇さんが「今日の差し入れは、メンダコアップルパイです」とわけのわからないものをくれた。秀勇さん、いつもありがとうございます!

メンダコアップルパイ

8月10日(日) 本の長屋浪曲会
 会場入り前に、喫茶店で血糖値爆上げ激甘コーヒーを飲んだら、ウォー頑張るぞー全部うまくいくぞーわたしは天才だぞーみたいな気持ちになってきて、血糖値っておそろしいなと思った。
 理緒さんの学生時代のご友人の方が見に来てくださって、一緒に打ち上げ。理緒さんが思い出として語る記憶がことごとく違っていて、全部訂正されていた。理緒さんの言葉は安易に信じないようにしようと思った。
 最近出会った素敵なお姉さんの説明をするときに、理緒さんが「秀勇さんからマヌケを抜いたような人」と表現。すべてに前向きな秀勇さんは「わたしからマヌケを引いても何か残るんですね、よかったです」と言う。二人のお人柄がよくわかる。

8月12日(火) 浪曲火曜亭
 楽屋で聞いた三味線のまみさんの「高校時代は金髪。カバンにはストレートアイロンとヘアスプレーしか入ってなかった。放課後に、前髪を片方だけストレートアイロンで伸ばしてスプレーで固めて、ライブハウスに通いつめてた」というエピソードを超える話がトークコーナーで出せず。

8月14日(木)
 昔の日記に、「売れた人は、もれなく売れたいと口に出して言っていた」とメモしてあった。

 売れたい。