エッセイが始まる
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第1回
- 落語
桂 三四郎
2025/07/25
素晴らしい作品を作るためには…(画:大久保ナオ登)
出版ちゃうやん、それ発注やん
ある日、HPに届いたメールに書いてある内容を見た時、「あ、またきたな」と思った。
落語家を長くやってると、年に何回か文章を書く仕事のオファーがあったりする。
昔からブログやSNSに長文を載せているので、文章を書くのは好きな方だ。
面白いと言ってもらえたら嬉しいし、告知の際は、長文の熱いメッセージの最後に巧妙に告知文章をねじ込んでいるのだけど、
これは感動のドキュメンタリーの最後に青汁のCMが入るという
「世田谷自然食品方式」を駆使して宣伝活動に努めている。
もう今やその手法は世の中に知れ渡ってしまっていて、大村崑さんがテレビに映るたび、
「大村崑さん、今度は何のCMやろ?」
とネタバレしてしまっている。
だから、僕の長文の投稿もほぼ告知だとバレているので、効果があるのかないのかわからなくなっている。
しかしやらないよりマシだ、この熱い文章に騙され……、いや心動かされる人がいるかもしれない。
年々減っていく「いいね」の数。
頭打ちになってしまったフォロワー数。
いつまで東京に進出してきた時の苦労話を引っ張り続けるんだという自分との葛藤。
有名人と撮った写真にだけやたらと「いいね」がつく哀しさ。
日々心をすり減らしながら文章を書いている。
たまに心が折れそうになる。。
そんな日々を救ってくれたのがこの
青汁でした。
いや、こんなところで「世田谷自然食品方式」を披露してる場合じゃないのだけど、
とにかく文章を書くのは好きで、いつか文章を書くことが仕事になればいいなと思っていた。
そこで、今回の「エッセイを書いていただけませんか?」というオファーである。
すごく嬉しいオファーなのだけど、
今まで、「エッセイ書きませんかオファー」のそのほとんどが
「本を出版して見ませんか? 本のデザイン、装丁、出版まで全てこちらでやりますので、出版した本を2000冊買取いただく契約ですがいかがですか?」
それ、出版ちゃうやん、ただの発注やん……。
こんな話だった。
まあ、そんな話に騙されることなく落語家生活を21年も送ってきたのだけど、
今回はWebサイトへの投稿で、ほかの落語家もたくさん寄稿しているという。
「落語会に伺ったところ、三四郎師匠のまくらがとても面白くて、まくらが面白い三四郎師匠ならきっと素晴らしいエッセイを書いていただけるのではと思いまして」
この殺し文句にニヤニヤ笑いを噛み殺しながら、なんかちょっと迷ってる風を装いながら引き受けることにした。
あ、どうも初めまして今月から連載させていただくことになりました、桂三四郎です。
落語家やってます。
いや、どのタイミングで自己紹介しとんねん。
いま読まれています!
「令和らくご改造計画」
第七話 「若手人気落語家殺人事件 【解決編】」
~寛容な落語の世界、非寛容な現実の世界
三遊亭 ごはんつぶ
2026/02/13
「噺家渡世の余生な噺」 第10回
老害は老後から始まらない説 ~老害とヒエラルキー思考
~正しさより、立場を守る人たちへ
柳家 小志ん
2026/02/14
「艶やかな不安の光沢」 第1回
謂れなきものたちの飛躍
~年始からとちってしまった芸人の胸のうち
林家 彦三
2026/02/12
「令和らくご改造計画」
第六話 「若手人気落語家殺人事件 【事件編】」
~古典派と新作派の溝!?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/01/12
「二藍の文箱」 第1回
入門前夜
~神様わたしに落語を授けてくださりありがとう
三遊亭 司
2025/06/02
「講談最前線」 第14回
2026年2月の最前線(聴講記:講談協会「初席」、日本講談協会「講談広小路亭」/2月と3月の注目の公演)
~講談はいつも面白く、そして新しい
瀧口 雅仁
2026/02/15
「朝橘目線」 第10回
鼻の中 そこのけそこのけ お水が通る
~もっと早く出会いたかった、人類の叡智の結晶
三遊亭 朝橘
2026/02/08
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第10回
宇宙一の美人も風邪には勝てない
~たっぷりの愛情を込めて演芸界という濃密な世界を描く芸人日記
東家 千春
2026/02/03
「お恐れながら申し上げます」 第6回
早朝寄席のこと
~精一杯やりますので、ご来場をお待ちしております
入船亭 扇太
2026/02/11
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第25回
講談界を駆ける一鶴イズムの継承者 田辺銀冶(中編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/02/04
月刊「シン・道楽亭コラム」 第10回
シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト Part.2
~共同席亭という名称のひらめきと、橋本さんとの生前最後の面談詳細
シン・道楽亭
2026/02/10
月刊「浪曲つれづれ」 第10回
2026年2月のつれづれ(沢村豊子を偲ぶ会、玉川奈々福の徹底天保水滸伝、帯広浪曲学校)
~世界に一つだけの宝
杉江 松恋
2026/02/09
「艶やかな不安の光沢」 第1回
謂れなきものたちの飛躍
~年始からとちってしまった芸人の胸のうち
林家 彦三
2026/02/12
「お恐れながら申し上げます」 第6回
早朝寄席のこと
~精一杯やりますので、ご来場をお待ちしております
入船亭 扇太
2026/02/11
「令和らくご改造計画」
第七話 「若手人気落語家殺人事件 【解決編】」
~寛容な落語の世界、非寛容な現実の世界
三遊亭 ごはんつぶ
2026/02/13
「二藍の文箱」 第9回
寄席、そちらとこちら
~寄席の客席と楽屋は、やさしさにあふれている
三遊亭 司
2026/02/02
「二藍の文箱」 第1回
入門前夜
~神様わたしに落語を授けてくださりありがとう
三遊亭 司
2025/06/02
月刊「シン・道楽亭コラム」 第7回
シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト
~すべては菊太楼師匠との駄話、駄飲みから始まった
シン・道楽亭
2025/11/13
「朝橘目線」 第10回
鼻の中 そこのけそこのけ お水が通る
~もっと早く出会いたかった、人類の叡智の結晶
三遊亭 朝橘
2026/02/08
「噺家渡世の余生な噺」 第10回
老害は老後から始まらない説 ~老害とヒエラルキー思考
~正しさより、立場を守る人たちへ
柳家 小志ん
2026/02/14
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【前編】
~小さん師匠の「おめでとう」から始まる新しい年
話楽生Web 編集部
2026/01/25
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【中編】
~伸びた鼻っ柱が折られた、小さん師匠のひと言
話楽生Web 編集部
2026/01/26
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【後編】
~急がず、無理にいじらず、忠実に磨き続ける。その姿勢がまっとうな芸を支える
話楽生Web 編集部
2026/01/27
月刊「シン・道楽亭コラム」 第10回
シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト Part.2
~共同席亭という名称のひらめきと、橋本さんとの生前最後の面談詳細
シン・道楽亭
2026/02/10
「二藍の文箱」 第9回
寄席、そちらとこちら
~寄席の客席と楽屋は、やさしさにあふれている
三遊亭 司
2026/02/02
「浪曲案内 連続読み」 第9回
三味線と 浪曲唸って 二刀流 弾く手あまたな 伊丹秀敏
~浪曲史に愛され、刻まれた最高の曲師
東家 一太郎
2026/01/23
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第7回
世間せまないか?
~落語家を多数輩出する片田舎、神戸の垂水
桂 三四郎
2026/02/01
「すずめのさえずり」 第七回
ない物ねだり ~小堀さんのこと~
~苦労を知らず、破天荒でない自分だから欲しくなる「向こう側」の人生
古今亭 志ん雀
2026/01/27
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第24回
講談界を駆ける一鶴イズムの継承者 田辺銀冶(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/02/03
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第10回
宇宙一の美人も風邪には勝てない
~たっぷりの愛情を込めて演芸界という濃密な世界を描く芸人日記
東家 千春
2026/02/03
「令和らくご改造計画」
第四話 「初心者よ永遠なれ」
~AIが落語を演じる時、それでも人は笑えるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2025/11/12
シリーズ「思い出の味」 第19回
雪のココア
~内弟子時代に憧れた甘い味
柳家 わさび
2026/01/13
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第5回
落語家の夢
~俺の目は、まだ濁っていない!!!
桂 三四郎
2025/11/27
「令和らくご改造計画」
第六話 「若手人気落語家殺人事件 【事件編】」
~古典派と新作派の溝!?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/01/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第6回
運と皆様のおかげです
~人間は弱い生き物です
桂 三四郎
2026/01/01
「令和らくご改造計画」
第五話 「ヨセジャック事件」
~落語家にとってのマクラとは何か?
三遊亭 ごはんつぶ
2025/12/12
シリーズ「思い出の味」 第15回
水茄子とジンジャーエール
~夏の青臭さ、生姜風味の泡沫が映す情景
林家 彦三
2025/11/25
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【前編】
~小さん師匠の「おめでとう」から始まる新しい年
話楽生Web 編集部
2026/01/25
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第4回
上方落語大会議「なんぼでなんぼ」
~苛酷な仕事、ギャラなんぼやったら行く?
桂 三四郎
2025/10/24
「テーマをもらえば考えます」 第6回
愛と裏切りのぬか床生活
~なぜ始めてしまったんだろう。この小忙しくなる年の瀬に
三遊亭 天どん
2026/01/31
編集部のオススメ
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【後編】
~急がず、無理にいじらず、忠実に磨き続ける。その姿勢がまっとうな芸を支える
話楽生Web 編集部
2026/01/27
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【中編】
~伸びた鼻っ柱が折られた、小さん師匠のひと言
話楽生Web 編集部
2026/01/26
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【前編】
~小さん師匠の「おめでとう」から始まる新しい年
話楽生Web 編集部
2026/01/25
「浪曲案内 連続読み」 第9回
三味線と 浪曲唸って 二刀流 弾く手あまたな 伊丹秀敏
~浪曲史に愛され、刻まれた最高の曲師
東家 一太郎
2026/01/23
「くだらな観音菩薩」 第9回
伎芸天
~努力は報われるのか、裏切られるのか
林家 きく麿
2026/01/16
「講談最前線」 第14回
2026年1月の最前線(新春ご挨拶 : 宝井琴調・講談協会会長 & 神田紅・日本講談協会会長、今年の顔 : 田辺いちかインタビュー)
~講談はいつも面白く、そして新しい
瀧口 雅仁
2026/01/15
シリーズ「思い出の味」 第19回
雪のココア
~内弟子時代に憧れた甘い味
柳家 わさび
2026/01/13
「令和らくご改造計画」
第六話 「若手人気落語家殺人事件 【事件編】」
~古典派と新作派の溝!?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/01/12
月刊「シン・道楽亭コラム」 第9回
昭和101年に寄せて ~落語は新しい!!
~落語を未来へ手渡す人々
シン・道楽亭
2026/01/10
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第6回
運と皆様のおかげです
~人間は弱い生き物です
桂 三四郎
2026/01/01