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百花繚乱! 10人組の落語家ユニット「芸協カデンツァ」がやって来た【後編】

「ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて」 第8回

芸協カデンツァメンバー、勝手に人物紹介

 ここからは、2年半付き合いのある「芸協カデンツァ」メンバーの個性を、私なりにご紹介いたします(それぞれの写真をクリックすると、落語芸術協会のプロフィールに移動します)。

立川 幸之進(たてかわ こうのしん)
 「カデンツァ一番の長身」。毎年、ネットに上がる数百の「M-1グランプリ」予選ネタ動画を網羅視聴するほどのお笑い好き。優しさと変さを兼ね備える。酒飲み。今年、真打昇進。

瀧川 鯉津(たきがわ こいつ、現・春風亭 鯉づむ)
 「芸協カデンツァのリーダー」。元放送作家。格闘家やプロレスラーの血が入っているかのようなエンターテイメント性と、高い女子力を持つ。酒飲み。今年、真打昇進。

春風亭 昇吾(しゅんぷうてい しょうご)
 「飄々さと愛嬌と毒っ気」。今年、急な病で死にかけてから、不屈の復活。ビートたけし、千原ジュニアなど、私がお笑い界で知った名言「死にかけた芸人は売れる」を体現中。来年、真打昇進。

桂 竹千代(かつら たけちよ)
 「KANECHIYO」。元お笑い芸人。古代史を絡めた落語や急に高座でマグロを釣ったりする。生物的に強いタイプ。「水曜日のカデンツァ」の打ち上げでは、お酒はセーブするが、酒飲み。来年、真打昇進。

昔昔亭 喜太郎(せきせきてい きたろう)
 「カデンツァの癒し系」。カデンツァ新喜劇では、女役「キタ子」を演じ、出てきただけで、可愛い!と歓声が上がる。「芸協カデンツァNo.1」の女子力の持ち主というか、もはや女子。来年、真打昇進。

瀧川 鯉白(たきがわ りはく)
 「静かなるピンク噺スナイパー」。あるいは「サブカル系落語家」「大人のファンタジー・ワールド」などなど、私の勝手な異名通り、落ち着いた見た目と空気感とは真逆で、センスとセクシーが狂乱する唯一無二の創作落語は中毒性があるので、ご注意を。酒飲み。

三遊亭 遊子(さんゆうてい ゆうこ)
 「高座ストイック・アスリート」。テレビ番組『オールスター感謝祭』では赤坂ミニマラソンで優勝経験あり。コマドには家から走って来ることが多いが、落語は走らず丁寧。イケメンとは裏腹に、貪欲に笑いを取りに行く。

桂 鷹治(かつら たかじ)
 「カデンツァのバランサー」。風格はもはやベテラン。落研時代、学生落語大会で優勝経験あり。様々な真打興行の番頭(重要な管理仕事)も引っ張りだこの頼れるカデンツァ最年少。『シカメシ』という「噺家飯」で全国各地のグルメもSNSで紹介する。酒飲み。

古今亭 今いち(ここんてい いまいち)
 「サスペンダーの三題噺職人」。その場でお題を募って、即興での創作落語「三題噺」をおそらく今年一番多く作っている落語家。多い日は1日に3席も。運動神経、体幹が良い。酒飲み。

笑福亭 希光(しょうふくてい きこう)
 「カデンツァの浪速ツッコミ番長」。元新喜劇座員&元漫才師。「カデンツァ新喜劇」をまとめる男。この人がその場にいれば、どんな空気もなんとかしてくれる(多分、本当はめちゃくちゃボケたいはずなのに)。酒飲み。

 以上、勝手な私の完全な主観です。クレームなどは一切受け付けておりません(笑)