百花繚乱! 10人組の落語家ユニット「芸協カデンツァ」がやって来た【後編】
「ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて」 第8回
- 落語
- その他
服部 拓也
2025/12/25
芸人を辞めなくてよかったと思った夜
なぜ、これだけ個性を具体的に書くかと言うと、今年12月、第1週目の「水曜日のカデンツァ」で昇吾さんが急遽お休みとなり、開演30分前にまさかの私の代演が決まり、20分ほど漫談をさせていただいたから 。そう、私はカデンツァデビューを果たしたのだ! もはやカデンツァメンバー(仮)なのだ!
こんなことは、約2年半の定期公演で初めてのこと(過去に一度、代演を探すことになり、たまたまお客さんとして、観に来ていた女性芸人さんが代演をしたことはありました)。
その日、私のネタを見たことがない常連さんや新規の方、親子連れの方もいらしたが、楽しく自由に私なりの「カデンツァ(自由な即興的歌唱・演奏の部分)」を漫談で披露。ネタは、カデッ子(=カデンツァファン)必見の「KANECHIYO」という男の話が半分を占めました(笑)

打ち上げでは、誕生日が近かった昇吾さんにお客様が誕生日ケーキの差し入れがありましたが、本人不在の誕生日パーティーはとてもシュールで楽しく、本人に電話をしてお祝いし、コメントをもらう所まで盛り上がったレア会。
そんなライブ感と一体感のある会に、出演までさせていただき、刺激的でした。私の芸人人生の中でもとても鮮度があり、お笑いを、芸人を辞めなくて良かったと思っています。
回想はこのあたりにして(笑)、前編・後編と書かせていただきましたが、この珍しき10人組ユニットが今後どうなっていくのか、一番近い距離で見守り、サポートさせていただきたいと思っています。ぜひ一度、定例公演「水曜日のカデンツァ」にご来場されたり、配信をご視聴いただき、好きなメンバーを探してみてください。十人十色なので、心惹かれるメンバーが見つかるはず!
最後に、少し昔の話を。芸協カデンツァさんがカフェコマドに移転決定後、初開催の前にメンバーと桂米助師匠を交えた決起集会のような夜がカフェコマドでありました。その日、初めて会う米助師匠に私が「これから落語界を盛り上げられるよう頑張ります」と言うと、師匠は、
「全部だよ。お笑いも落語も音楽も芝居など、エンタメ全部!」
大先輩の熱く優しい言葉は、唐突な激励で痺れました。まさに「突撃!(隣の…)」。
いつの日か、コマド界隈の芸人仲間と芸協カデンツァさんとのコラボイベントを夢の1つとして実現するべく、毎週、水曜日はカデンツァの「スーパーサブ」として私は励んでいきます。
(以上、敬称略)

▼服部拓也 公式サイト
▼東新宿カフェコマド イベント情報
(毎月20日頃、掲載予定)
―― 『ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて』シリーズ連載一覧
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