旅路(下)
「座布団の片隅から」 第15回
- 落語
三遊亭 好二郎
2026/07/07
九州を巡って笑いと酒と人情を味わった、3人のGW落語ツアー完結編!!!
先月に引き続き、今月のエッセイも三遊亭らっ好、三遊亭好二郎、三遊亭兼矢のGW落語ツアーの後半の日記を振り返っていこうと思う。ちなみに、前半のエッセイはこちら。
4月30日(木) 福岡県福岡市
この日は、オフ。らっ好兄さんのラジオに兼矢と出演した。
岩国の夜に、僕が鞄の大きさで大喧嘩して泣いた話を語った(詳しくは、前半のエッセイで)。らっ好兄さんのラジオなのに、ついつい喋り過ぎてしまった。
反省はしている。だが、反省するとしたら彼らだ!(笑)

毎年ツアーの前半が終わると、自分たちへのご褒美で中洲の名店「鉄板焼き みぎた」さんへお邪魔することにしている。今年も絶品料理とお酒をいただき、大満足!

5月1日(金) 福岡県福岡市
笑庵さんで落語会。
落語ファンが多い会場で、3人とも「長めの噺をやりましょう」ということになった。僕が『千両みかん』、兼矢が『猫の災難』、らっ好兄さんが『居残り佐平次』。
『居残り佐平次』は難しい噺なのだが、この日のらっ好兄さんがウケていて、すごい!

笑庵のお客様は、個性的な方が多い。最前列でオペラグラス越しに落語を鑑賞する方など……。詳しくはらっ好兄さんのマクラで聞いてください(笑)。
また、お客様の中にアニメ『あかね噺』を見て、イギリスから来てくださった方がいた! 日本語は多少しかできないそうだが、楽しんでくださったようで何より。
終演後は福大落研(福岡大学落語研究会)の先輩にごちそうになり、大変良い夜になりました。
5月2日(土) 佐賀県伊万里市
「伊萬里まちなか一番館」さんの落語会へ。
いつもは初日が伊万里なのだが、今年初めてツアーの中盤に伺った。ツアーも半ばになってくると、連日の飲酒で疲労が溜まって、体が重い!(笑) 気合で乗り切ろう!!!
おかげさまで、伊万里は初年度から見てくださっている方が多いのだが、芸人の褒め方が独特だ。
〈その①〉
お客様 「いや~今年は、3人とも腕が上がってたねぇ」
僕 「そうですか!?」
お客様 「いつもは居眠りしちゃうんですよ。今年は1回もなかった! 私が寝なかったのは珍しいですよ!」
……今までが前日に寝不足だっただけじゃないのか!!

〈その②〉
お客様 「今年みんなすごかったよ!」
僕 「そうですか!?」
お客様 「いつもは落語会の途中で洗濯機回してたことを思い出して、洗濯物取りに行くんですよ! ……今年は集中して洗濯物取りに行かなかった! いやぁ今年も良かった!」
……なぜ洗濯物と比べるんだ!!!
伊万里の主催者の方が「伊万里はまともな人が多くてネタにならんでしょう?」と言っていた。……まともとは???
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