NEW

別荘

「座布団の片隅から」 第16回

別荘

涼やかな高原の別荘には、ゆったりとした時間が流れていた

三遊亭 好二郎

執筆者

三遊亭 好二郎

執筆者プロフィール

 僕は今、軽井沢にいる!!!

 世界中で猛暑・酷暑が話題になっている中、軽井沢はなんと26℃である。なんて快適なんだ。さすがは避暑地! 東京は今頃、クソ暑いどころの騒ぎではない。

 一門の大先輩、三遊亭道楽師匠のお客様の別荘に招いていただき、7月18日(土)~20日(月・祝)の三連休、道楽師匠と一緒に僕も宿泊させていただくことになった。

 道楽師匠は、五代目円楽一門会のベテランである。おおらかで陽気な芸風で、肩の力を抜いて聞ける落語が魅力の師匠だ。そして一門会きっての大酒飲みで、落語の世界から飛び出したような、自由奔放で生き生きとした人柄も素敵な師匠である。

 一門の後輩の多くが道楽師匠からネタを教わる、いわゆる“稽古台”の師匠の一人だ。キリスト教にハマった息子と、浄土真宗の親父とのいさかいを描く落語『宗論』などは、数多くの後輩が道楽師匠に習ってやらせていただいている。なんなら、イエス・キリストくらい布教しているかもしれない(笑)。

 そんな道楽師匠が、ずーっとお付き合いしている銀座のお店が「小料理 龍(たつ)」さん。女将さんの天真爛漫な人柄に引き寄せられて人が集まる、福井の日本酒と料理が美味しいお店。落語会も定期的にやってくださっていて、道楽師匠はもちろん、僕も後輩の三遊亭好志朗も大変お世話になっている。

 その「小料理 龍」さんのお客様が軽井沢に別荘をお持ちで、毎年、てんやわんやの別荘ツアーが開催される。今回初めて僕も寄せていただいたというわけだ。

銀座 小料理 龍 / 福井のお酒と小料理を楽しめるお店

 にしても、夏の軽井沢とは、なんと優雅な響きだろう! もうここまで暑いと、春・秋・冬だけ一生懸命仕事をして稼いで、夏は軽井沢で涼しく過ごしたい……という気持ちになる。

 よし、決めた! いつか軽井沢に別荘を持つぞ! そして夏は落語やらない!(笑) だが、そのためには一体いくら稼げばいいんだ!

  ……あぁ早く売れたい。