NEW
五稜郭始末記異聞 ~北海道に行ってきました。
「浪曲案内 連続読み」 第13回
- 浪曲
東家 一太郎
2026/08/17
助右衛門と熊吉、二人を結んだ縁は時を越えて浪曲へ(画:原えつお)
北の街を作った男
![]()
東京を出て まっすぐ北に
東北道を 走り抜け
着いたところは 青森の
善い居酒屋で 酔いしれて
翌朝乗ったフェリー船
波間を進み 北の土地
白鳥大橋 室蘭みなと
湯けむりただよう 登別
クマ牧場で 戯れて
途中 台本取材を終え
やってきました 札幌の街
ホップ ステップ ビール園
あちらに見ゆるが 時計台
ひげのおじさん すすきので
たっぷり呑んだら ラーメン美味し
魅力でっかい 北海道
今年(2026年)の6月中旬から10日間ほど、私は曲師・東家美(みつ)とともに、北海道に行ってきました。これは毎年6月25日に函館で行われる函館碧血碑(へっけつひ)碑前慰霊祭に参列するためです。合わせて、今年も札幌と函館で「東家一太郎・美 浪曲会」を開催いただきました。
今回は特に、札幌公演は2年目ということで、札幌ゆかりの人物の新作浪曲を作って初披露することになりました。その人物とは、大工棟梁の大岡助右衛門(おおおかすけえもん)。札幌の街を作った男の一人です。

助右衛門は、1836年(天保7年)に武蔵国久良岐郡、いまの横浜市南区の大岡村の農家に生まれます。あのあたりは江戸時代に海を埋め立てて、新田開発をしたところです。助右衛門は農家は継がず、大工になって江戸へ行きます。
この助右衛門の経歴に、私は少し縁があります。大岡村は蒔田(まいた)とか弘明寺(ぐみょうじ)周辺なのですが、蒔田の旅館「松島」さんには、師匠の代から私もお世話になっています。そのご縁で蒔田の吉良氏の新作浪曲を書きましたが、その吉良氏の菩提寺・勝國寺に私の母方の先祖の墓があります。
また私の曽祖父も横浜の生まれで、大工でした。生まれは明治の半ばくらいだと思いますので、年代は違いますが、もしかしたらどこかで助右衛門さんと縁があったかもしれません。その当時の叩き上げの大工というのは、道具箱一つを担いで、あちこちに仕事に行ったそう。自分の腕一つで稼ぐ。かっこいい商売です。

いま読まれています!
「浪曲案内 連続読み」 第13回
五稜郭始末記異聞 ~北海道に行ってきました。
~幕末の箱館で出会った助さんと熊さん。二人の人情は戦乱を越えて、いま浪曲へ
東家 一太郎
2026/08/17
「くだらな観音菩薩」 第16回
迦楼羅
~何気なく使う言葉の奥には、意外な由来と物語がある。笑いと人情が溶け合うエッセイ
林家 きく麿
2026/08/16
「令和らくご改造計画」
第十三話 「誰のおかげで」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/08/13
「噺家渡世の余生な噺」 第16回
同窓会という浪漫飛行へ
~人生の全盛期は、過去だと決めなくていい。今だからできる飛び方がある
柳家 小志ん
2026/08/15
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第12回
プロレタリアの街
~「絶対にここに戻ってきたらあかんで」そう言われた青年は22年後、落語家として帰ってきた。笑って最後にじんとくる実話エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/08/10
月刊「浪曲つれづれ」 第15回
2026年8月のつれづれ(「浪曲 陰陽師 迷神・打臥の巫女」、「浪曲 巷説百物語 芝右衛門狸」、港家小ゆきの挑戦)
~伝統を守りながら、変化する芸能の姿。浪曲の現在地を描く、月イチ浪曲レポート
杉江 松恋
2026/08/15
「かけはしのしゅんのはなし」 第2回
そうめんの違いがわからない男、専門店へ行く
~夏はやっばり、冷たいそうめん!
春風亭 かけ橋
2025/07/18
「芸人本書く派列伝 オルタナティブ」 第14回
〈書評〉 新宿末広亭 令和の定点観測 (長井好弘 著)
~笑いとともに、芸人の日常と変化、寄席の温かさを描く貴重な記録本
杉江 松恋
2026/06/20
「かけはしのしゅんのはなし」 第1回
初エッセイ ~水無月って何?
~旬の味を探訪する、ほっこりエッセイ
春風亭 かけ橋
2025/06/27
「浪曲案内 連続読み」 第12回
みちのくツバメ旅
~岩手の地で咲いた、ご縁の花。笑って泣いて感謝する、旅の物語
東家 一太郎
2026/06/18
「令和らくご改造計画」
第十三話 「誰のおかげで」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/08/13
「お恐れながら申し上げます」 第12回
落語好きの歯医者さんの話
~歯科医院の地下室に灯る落語の明かり
入船亭 扇太
2026/08/12
「くだらな観音菩薩」 第16回
迦楼羅
~何気なく使う言葉の奥には、意外な由来と物語がある。笑いと人情が溶け合うエッセイ
林家 きく麿
2026/08/16
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第46回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(後編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/11
「噺家渡世の余生な噺」 第16回
同窓会という浪漫飛行へ
~人生の全盛期は、過去だと決めなくていい。今だからできる飛び方がある
柳家 小志ん
2026/08/15
月刊「浪曲つれづれ」 第15回
2026年8月のつれづれ(「浪曲 陰陽師 迷神・打臥の巫女」、「浪曲 巷説百物語 芝右衛門狸」、港家小ゆきの挑戦)
~伝統を守りながら、変化する芸能の姿。浪曲の現在地を描く、月イチ浪曲レポート
杉江 松恋
2026/08/15
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第44回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/09
「浪曲案内 連続読み」 第13回
五稜郭始末記異聞 ~北海道に行ってきました。
~幕末の箱館で出会った助さんと熊さん。二人の人情は戦乱を越えて、いま浪曲へ
東家 一太郎
2026/08/17
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第12回
プロレタリアの街
~「絶対にここに戻ってきたらあかんで」そう言われた青年は22年後、落語家として帰ってきた。笑って最後にじんとくる実話エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/08/10
月刊「シン・道楽亭コラム」 第16回
シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト Part.4
~共同席亭という仕組みと、我々がまとまるための装置としてのシン・道楽亭
シン・道楽亭
2026/08/11
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第12回
プロレタリアの街
~「絶対にここに戻ってきたらあかんで」そう言われた青年は22年後、落語家として帰ってきた。笑って最後にじんとくる実話エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/08/10
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第16回
まだ満足にビールが飲めていない夏
~宇宙一の美人浪曲師が綴る、愛おしすぎる芸人日記
東家 千春
2026/08/03
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第44回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/09
「令和らくご改造計画」
第十三話 「誰のおかげで」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/08/13
「かけはしのしゅんのはなし」 第14回
師匠、もうヨーグルト食べたくないって言ってたよ
~お中元は品物を渡す日ではなく、感謝を届ける日!!
春風亭 かけ橋
2026/07/24
「テーマをもらえば考えます」 第12回
スイカの夏
~天どん師匠のスイカへのこだわりから始まる、笑い満載の夏エッセイ
三遊亭 天どん
2026/07/31
「エッセイ的な何か」 第14回
「生きていてくれ」と思いながら落語をやった夏
~真夏も真冬も、落語は熱い!!!
三笑亭 夢丸
2026/07/22
「座布団の片隅から」 第16回
別荘
~優雅な大人の夏休み……のはずだった。涼やかな高原の別荘での珍事件を綴る爆笑避暑日記!!
三遊亭 好二郎
2026/08/07
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第46回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(後編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/11
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第45回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(中編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/10
「くだらな観音菩薩」 第15回
阿弥陀如来
~同期であり、仲間であり、ライバルであり、親友だった蜃気楼龍玉師匠への想い。そのままの言葉、そのままの心
林家 きく麿
2026/07/16
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第10回
ああ…麗しの吉本興業……
~吉本興業を辞める話なのに、なぜこんなに爆笑してしまうのか!?
桂 三四郎
2026/05/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第9回
優雅な航海中の後悔を公開
~“憧れの仕事”から繋がる伏線が鮮やかな船旅エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/04/13
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第11回
オシャレは落語家を変える
~バレたら破門の危険なオシャレ!?
桂 三四郎
2026/06/28
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第5回
落語家の夢
~俺の目は、まだ濁っていない!!!
桂 三四郎
2025/11/27
「令和らくご改造計画」
第四話 「初心者よ永遠なれ」
~AIが落語を演じる時、それでも人は笑えるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2025/11/12
「令和らくご改造計画」
第六話 「若手人気落語家殺人事件 【事件編】」
~古典派と新作派の溝!?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/01/12
「艶やかな不安の光沢」 第1回
謂れなきものたちの飛躍
~年始からとちってしまった芸人の胸のうち
林家 彦三
2026/02/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第12回
プロレタリアの街
~「絶対にここに戻ってきたらあかんで」そう言われた青年は22年後、落語家として帰ってきた。笑って最後にじんとくる実話エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/08/10
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第6回
運と皆様のおかげです
~人間は弱い生き物です
桂 三四郎
2026/01/01
編集部のオススメ
「かけはしのしゅんのはなし」 第14回
師匠、もうヨーグルト食べたくないって言ってたよ
~お中元は品物を渡す日ではなく、感謝を届ける日!!
春風亭 かけ橋
2026/07/24
シリーズ「思い出の味」 第25回
芸とともに受け継がれる一門伝統の味
~人を思い、芸を磨き、心をつなぐ伝統の味をほのぼのと綴った、食のエッセイ
露の 五九洛
2026/07/19
「くだらな観音菩薩」 第15回
阿弥陀如来
~同期であり、仲間であり、ライバルであり、親友だった蜃気楼龍玉師匠への想い。そのままの言葉、そのままの心
林家 きく麿
2026/07/16
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第41回
一途に講談を生きる 田辺いちか(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/07/14
「令和らくご改造計画」
第十二話 「荒れるチラシ」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/07/13
月刊「シン・道楽亭コラム」 第15回
彦八まつり、芸協らくごまつり、謝楽祭 ~三大祭を全部巡って見えた、それぞれの魅力
~同じ落語のお祭りなのに、三者三様の魅力が面白い。現地で感じた熱気と空気感をお届けします!
シン・道楽亭
2026/07/10
「二藍の文箱」 第14回
三遊亭小歌という落語家がいた
~忘れないでほしい、日の当たらない道を好む藝人もいることを
三遊亭 司
2026/07/02
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第11回
オシャレは落語家を変える
~バレたら破門の危険なオシャレ!?
桂 三四郎
2026/06/28
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【前編】
~小さん師匠の「おめでとう」から始まる新しい年
話楽生Web 編集部
2026/01/25