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五稜郭始末記異聞 ~北海道に行ってきました。

「浪曲案内 連続読み」 第13回

浪曲が繋ぐ人の縁

 函館や札幌の町には、ネタに尽きない興味深いストーリーが多くあり、浪曲「サツマスチューデント」とも関わってきます。

 また、東京に戻ったあとに「祐天吉松」を務めたのですが、大師匠・東家楽浦の台本によりますと、物語の結末で、登場人物の祐天吉松と武蔵屋半次、間々田健次の三人は磔刑になるのですが、お奉行が「このような肝の据わった男たちを失うのはもったいない」と、なんと秘密裏に蝦夷地の開拓に派遣した、となっているのです。

 講談にはそういうところはなかったので、楽浦師匠の脚色だと思いますが、なんとも心憎い演出。

 柳川熊吉、大岡助右衛門と祐天吉松が会っていたかもと、一人で想像して楽しんでいます。色々な演目をやればやるほど繋がっていく。人間を描く浪曲の楽しさは尽きることがありません。

(文中、敬称略)

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(毎月15日頃、掲載予定)