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演芸ファンがほしかったスマホアプリを作りました ――「ご贔屓手帖」ができるまで

月刊「シン・道楽亭コラム」 第17回

演芸ファンがほしかったスマホアプリを作りました ――「ご贔屓手帖」ができるまで

画:とつかりょうこ

シン・道楽亭

執筆者

シン・道楽亭

執筆者プロフィール

楽しい時間をさがし、記録する「手帖」

 こんにちは、共同席亭のUです。

 以前の私の担当回で、AIを使ってシン・道楽亭のWebサイトをリニューアルした話を書きました。

 専門知識のない私でも、AIの力を借りればここまでできる、という話でしたが、リニューアル後もAIの力を借りてマイナーチェンジしながら、より良いWebサイトを目指して楽しく続けています。

 今回は、その続きのような話です。

 なんと!スマホアプリを作りました。「ご贔屓手帖」(ごひいきてちょう)といいます。といっても、Webサイトとは違って、シン・道楽亭として作ったわけではありません。共同席亭のひとりである私が、自分の会社名義で作ったもので、アプリに関するすべての責任は私にあります。

 落語ファンとしての自分の困りごとから始まったことなので、この欄をお借りして書かせていただきます。

 「ご贔屓手帖」は、ご贔屓の芸人さんを登録しておくと、その方の出番がカレンダーに並びます。出かけた会は、演者と演目を記録に残せます。

 「手帖」という名前には、いつもそばに置いて、演芸ライフのお供にしてほしい、という思いを込めています。今回は、なぜこのアプリを作ったのか、どうやって作ったのかを書かせていただきたいと思います!

終演後に撮ったあの写真、どうしていますか?

 落語会が終わると、その日の演目が貼り出されます。ネタ帳が置かれていることもある。あれを写真に撮る方、多いですよね。私も必ず撮ります。

 問題は、そのあとです。撮って、その場では満足する。そしてカメラロールに埋もれる。後日ふと「あの日、何を聴いたんだっけ」と思って遡ろうとするのだけれど、食べたものや風景の写真に紛れて、もう見つからない。

 きちんとした鑑賞ノートやメモ、ブログをつけていらっしゃる方もいます。でも、かなりズボラな私には無理。だったら、帰りの電車でササッと記録を済ませられるものがほしい。

 行った会、聴いた演者、演目、それと貼り出しやネタ帳の写真。それだけ整理して残せれば十分です。自分の小さな不便を解消するものがほしい、と漠然と考えていました。