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宇宙一の美人も風邪には勝てない

「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第10回

宇宙一の美人も風邪には勝てない

画:東家千春

東家 千春

執筆者

東家 千春

執筆者プロフィール

12月~1月のお転婆感

 2月になりました。この文章を書いているのは1月なのですが、年始に風邪を引いてしまい、ヒューヒューという声しか出なくなりました。3本舞台を降板させていただくことに。深くお詫びいたします。
 話したいことが溜まっているのに、声が出ないので人と話せず、とてもストレスが溜まってます。稽古もできないし。ネタ書く気分にもならないし。ずっとキャバ嬢のYouTube見てます。お三味線の理緒さんにキャバ嬢のYouTubeばっかり見てます、と報告したら、理緒さんもキャバ嬢YouTubeにハマってしまいました。
 どん底気分なのですが、奮い立たせてがんばります。

12月後半

12月23日(火) シテンへ
 御徒町のシテンというコーヒー屋で、店員のひろぽんと話す。ひろぽんは“くぐつ舞”という伝統芸能をやっている、とのことで、興味深くて、質問攻めしたけど、途中、あからさまにこれ以上聞いてほしくなさそうな空気を感じたのでフェードアウト。深掘りしてほしくないのに、なんでそんな気になる情報を与えてきたんだ。
 わたしは浪曲をやっていて、お正月に高円寺の神社でやるのでぜひ、と勧誘したところ、「ま、気が向いたら行きますよ」と言われた。不思議な青年だ。ちょっと玉川き太さんみがある。ゆとり教育が生んだ怪物かも。

12月25日(木) 阿佐ヶ谷mogumogu「3種の毒キノコピッツァ」の会
 楽屋広いのに、お三味線の理緒さんが異様にわたしのすぐ近くで荷物を広げ始めたので、遠慮しながら、「すみません、あの、理緒さん、もう少しあの、こちらに……」とお伝えしたところ、「バカでもわかるようにちゃんと説明してください!」と突然キレた。

12月27日(土) 理緒さんと稽古 ~ 秀敏師匠のお通夜
 理緒さんと稽古。人の悪口を言ったら、5回神様にありがとうと言わないとチャラにならないんですよ、とスピ寄りの話をしたら、「神様、ありがと~、神様、ありがと~、神様、ありがと~」と天を仰ぎながらカフェで踊り出してしまった。あんなんじゃぜったい駄目だと思う。
 夜は、秀敏師匠のお通夜。秀敏師匠の娘さんと、秀敏師匠は赤ちゃんが好きで、街中で赤ちゃん見つけると、かわいいねー、食べちゃいたいねー、って必ず話してましたよね、という話をする。

12月28日(日) 阿佐ヶ谷よるのひるね「けい子のおしゃべり浪曲会」
 お三味線のけい子さんのおしゃべりをみんなで聞く会。
 理緒さんが遅刻して登場。盛大にイライラしながら準備中。どうしてそんなにイライラしてるんですか?と聞いたところ、「てんぱってるんです」と。「遅刻してきたのに?」と言うと、「そうです、私は遅刻してきました。遅刻してきたくせに、私はてんぱってイライラしてるんです」とさらにキレた。綺麗な逆ギレ。

12月29日(月) 連雀亭「ワンコイン寄席」
 桂竹紋兄さんと立川志らぴー兄さんとご一緒。竹紋兄さんがはじめから最後まで腰が低く丁寧で、わたしの中の「腰が異様に低い人、逆にすごくやばい奴」センサーが発動。警戒していましたが、普通に優しい素敵なお兄さんでした。すみません。

12月30日(火) 梶原いろは亭「浪曲姉妹会」 ~ 秀勇さんと稽古
 姉弟子の三可子姉さんと、妹弟子の志乃ぶさんと、姉妹会。打ち上げで、わたしは「強力な守護霊が憑いてる」と言われ、志乃ぶさんは「恨みを持った生き霊が憑いてる」と言われていた。申し訳ない気持ち。
 打ち上げの後、秀敏師匠のお弟子さんの秀勇さんと稽古。秀勇さんが「秀敏師匠のお通夜の時、師匠が赤ちゃんが好きで、赤ちゃん見つけると、食べちゃいたいねーとよく言ってたよね、と話出ましたけど、その後、師匠は必ず『鍋に入れて食べたいねー』って具体的な調理法まで入れて話してましたよね、って続けようとして、やめました」と言っていた。

12月31日(水) 阿佐ヶ谷ロフトA「ラ・サプリメント・ビバの大晦日単独ライブ」お手伝い
 大晦日は毎年、お笑い芸人のラ・サプリメント・ビバさんの単独ライブのお手伝いにいってます。今年は10人くらいお手伝いに来てほしかったみたいだけど、3人しか集まってなかった。来年は友だちを増やしたいとのこと。
 あと突然、MCで「会社で俺は嫌われている」という悲しい告白してました。ちなみにラ・サプリメント・ビバさんとは30年近い付き合いになるけど、わたしもビバさんには心許してません。