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1粒432円のご褒美チョコレート

「かけはしのしゅんのはなし」 第9回

 改めて、バレンタインデーにチョコを買う風習はいらないのでしょうか?

 ―― 答えは否。

 チョコは必要だと思います。人に渡すことをしなければいいんです。自分で食べれば。デパ地下のチョコなんて、買おうと思ってもなかなか買う機会がないじゃありませんか。

 貰えば嬉しいけれど、わざわざ自分で買うようなことがないのであれば、イベントがあると買いやすくなる。「せっかくだし……」という言い訳に使いやすいのがイベントというものです。

 節分の恵方巻きとかもそうですよね。太巻は美味しいけれども、夕食で買ったりしませんが、節分だと買っちゃおうかなと思います。

 今年の松屋銀座の調査で自分へのご褒美としてチョコを買う人の予算が1万円を超えたそうです。ちなみに周りの人へ渡す予算の約2倍だそうで、自分が楽しむイベントに変わりつつあるという見立てだそうです。

 とても良いことだと思いますね。やっぱりイベントは、自分が楽しまなければ。1万円のチョコレートって景気が良いです。松屋銀座に来るお客様だからこその結果でしょうね。

 家の近くのスーパーで聞いたら、たぶん別の結果になるでしょう。『松屋銀座では、1万円を超えるみたいですよ』と伝えたら、怒ったお客さんにベーコンの塊を投げつけられるかもしれない。

 でも、1万円を超えるチョコレートってなんだろう? ドン・キホーテでアーモンドチョコの大袋をまとめ買いして、1万円を超えるのとは訳が違うのはわかる。チョコはカカオの品質で値段が変わるのは、聞いたことがある。

 知っているのは、「明治チョコレート効果 95%」。でも大容量パックでも1500円は超えない。95%でも1500円となると、1万円超えは何%になるのか。630%ぐらい。ハイパーインフレ。前提含めて、計算式めちゃくちゃだけれども。