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浪曲の台本
「コソメキネマ」 第十回
- 浪曲
港家 小そめ
2026/02/21
今回は、臆病者の侍が刀ではなく、心理作戦で剣豪に立ち向かう映画をご紹介!
きっかけ
映画を観たり、本を読んだりしている時、たまに、あ、これ浪曲にできるかもと思うことがあります。
そういうものは、なんとなく自分の中にストックしていて、時々出して考えたりすることもあります。そんな中の一つが、1976年(昭和51年)に公開された、大洲斉(おおずひとし)監督の『ひとごろし』という作品です。原作は、山本周五郎(やまもとしゅうごろう)。
『ひとごろし』はタイトルにインパクトがあるけれど、内容にひと捻りあり、また松田優作さんがコミカルな弱々しい役なのも新鮮で面白く、これは浪曲化したら楽しいかもと思いました。
映画を観てからしばらく経ち、ある時、そのことを思い出して、山本周五郎の原作を元に『ひとごろし』の浪曲台本を書いてみました。できあがった台本を読み返してみると、どうも面白くない。
そこで横にいた曲師の沢村博喜さんに、これなんかつまんないんだけど、どうしたらいいかなぁ?と意見を聞いてみました。すると、ここはこうした方が良い、ここはこうしたら?という意見が結構たくさん出てきて、そんなにあるんだったら、原作読んで書き直してみてよ~とお願いしてみたところ、渋々ながらも引き受けてくれ、2~3日経つと新しい台本ができあがってきました。
これが私の台本より、数段面白かった。それで、博喜さんの脚本を採用することとなりました。それで、味をしめた私は、浪曲化したい作品や、しばりのある企画物だけれど脚本がないという時など、どんどん博喜さんにお願いするようになりました。

今までに書いてもらった作品は『ひとごろし』以外では、江戸川乱歩の『押し絵と旅する男』、小泉八雲の『轆轤首(ろくろくび)』、クリスマスしばりの浪曲会用に書いてもらった『浪曲クリスマス』、左甚五郎(ひだりじんごろうう)物『左甚五郎 水呑みの龍』、落語を浪曲化した『だくだく』そして、最新作で今絶賛稽古中なのが『旅芸人』という作品で、ここ3~4年の間に計7作品。なかなかのペースです。
ご本人曰く、自ら書きたいわけではなく、必要に迫られて(または私のゴリ押し?)とのことなのですが、やり始めると凝り性な性格からか、面白いし、筆も早く、浪曲らしい工夫のある台本だなぁと思います。
あと、曲師だけあって、節のイメージが台本に最初からあるところが、浪曲脚本家としては素晴らしいところだなと思います。
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