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このキなんのキ気になる一記

「コソメキネマ」 第十一回

浪々談々

 一記さんとは、以前に一度、会を一緒にやり、またやりたいなと常々思っておりました。

 ちょっと自分は遠慮がなさすぎるので(自覚あり)もしかしたら、うっすら嫌われているのではと少し怯えながら、お願いしてみたら快諾いただけて、無事新しい会を始めることになりました。

 一記さんと曲師の沢村博喜さんと会のタイトルを決めようということになり、博喜さんが「『浪談』では?」という案を。ちょっと固すぎやしないかなーと私

 そこで一記さんから「『浪々談々』ではどうでしょう」という案が。良い! 何か呑気な感じもあるし、楽しそう! ということで、会のタイトルは決定。

 トークコーナーも誰か一人メインの人を決めて、その人を軸に話をしましょうということになり、一記さんにテーマを決めてもらうことになりました。

 後日、一記さんから、「『一記の記は記録の記?』ではいかがでしょう?」というトークテーマが送られてきました。やっぱり面白い!

 先日、木馬亭浪曲定席に出演された一記さんの舞台を拝見していたのですが、かけられていたのが、塩原多助の話でした。偶然、同じ話を私も持っていましたが、浪曲で節であっさり終わっている部分を講談では時間をかけてきっちり語っていて、違いを興味深く聴きました。

 講談と浪曲だと、文字の情報量としてはかなり差があると思います。浪曲は少なめです。それは、浪曲は節で時間を取るためです。でも、文字の情報量ではなく、節で言葉にならないものを表すのが浪曲ではないかとも思います。

 浪曲と講談と並ぶことで、何か違った景色が見えればいいなと思います。