NEW

青春の終わりに入門。青春の始まりの入門 (前編)

鈴々舎馬風一門 入門物語

馬風一門は偏差値67

 こちら呆氣なくも面白い、着眼点の素敵な噺家が語る一門の、人生処方本をお読みくださっているアミーゴのうち、入門希望の方に何河岸かの真実が伝わる、おおよそ一門の偏差値などを提示できれば……と考えます。意外ではございますが、一家とも見なされております鈴々舎馬風一門の偏差値は67、著しく平均値を下げる者がおりましてのこの数値は落語協会平均値53より、かなり高い値にございます。

 もちりん噺家は学業偏差値もののほか、閃き、独創性、頓知頓珍とんち相撲に富んだ人が求められる業界で、「江戸川区のスーパースター」江戸じゃないのに江戸川区・八代橘家圓蔵師匠が1つの理想像でございますが、基礎学力、言語能力が世界トップクラスながら、情報弱者にして羊設定の日本にあって、噺家に求められるものは情報収集力と「あ、学はないけど偏差値高いんだ!」などの意外性を備えておきましょう♪

 今日、落語研究会などでは各噺家各一門の情報が出回り、それを元に選定して入門する、という話を神保町で聞きましたが、落語がいいから、噺に惹かれて、天麩羅が食せるから、夏場のトロは食べるべきではないから、縄をたぐる(そばを食する)から、タレが放っておかないから……などの理由ではなく、人としてどおなのか? 初七日。九日十日。人間性、靈格で考えるべきだと思いいたりました。

一門が勢揃い