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8/31は、野菜の日 →ミョウガ21本を食べた男の記憶

三笑亭夢丸の「エッセイ的な何か」 第3回

ミョウガがニョキる夢の国

 そんな中、数年前から救世主が現れた。雷門小助六兄さん。なんと自宅の庭にミョウガがニョキニョキ生えているそうな。何だ、その夢の国!

 毎年、庭に自生しているものを大量に僕にくれるのだ。もう、それは夥(おびただ)しい量のミョウガを。この時ばかりは、もう後先を考えず、本能の赴くままに山ほどのミョウガを貪(むさぼ)る。そんなに日持ちもしないだろうし。

 多分、一日で日本人の平均年間消費量をも凌ぐ量をゆうに超えるレベル。……ただ、若干気になるのは「一度に食いすぎじゃない?」ということ。

 一応、調べてみたら出てきた。『ミョウガは、一日何個まで?』という質問があり、その答えが、『ミョウガを一日に食べる量としては、2~3個程度が目安とされています』。

 おいおい! 調子に乗って、一日21個食っちゃったよ! 一体、何を基準にして2~3個という数が割り出されたのかは知らないが、間違いなく目安はオーバーしているのだろう。

 『食べ過ぎると、肝臓や腎臓に負担をかける可能性もあります。適量であれば問題ありませんが、個人差があるため注意が必要です。』

 肝臓や腎臓に負担!? 怖ぇぇー! 個人差の適量というのが、具体的にいまいち分かりづらいのだが、適量が21個でないことは明らかである。