今日は宇宙一の美が誕生した日

「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第8回

11月前半①

11月1日(土) 浪曲定席木馬亭
 前座の富士琴哉さんが工場長みたいな服を着ていたので、いったいどういうつもりで?と思い尋ねてみたところ、「やはり前座はおしゃれをしていると思われてはなりませんので、田無駅の、〇〇というお店でですね、もっともおしゃれではないと思われる服を購入いたしまして、と、申しましても、別にわたしが普段おしゃれな服を着ているか、と聞かれれば、決してそんなことはないのでありますが」と、一生続く説明開始。

11月2日(日) 浪曲定席木馬亭
 き太さんの近況報告が気になりすぎて、出番でもないのに浪曲定席中の木馬亭へ。近況報告聞きに来たんだけど、とき太さんに話しかけると、ではこちらへ、と人気のないところに誘われ、そこから、面白くもなんともない、エッセイにも書けない、枕でも話せない、き太さんの普通のプライベートな近況をただ長々と報告された。許さない。

11月3日(月) ながめ余興場「大間々ながめ亭菊華寄席」
 三味線の理緒さんと一緒に群馬県へ。乗り換え駅でお守り好きの理緒さんがご当地お守り購入。
 対応してくれた駅員さんが「ちなみに、このお守りのうんちくあるんですけど、ちょっと聞いていかれます? このお守りには線路の滑り止めの砂が入っておりまして、受験の滑り止めなんかに効果があるんですけど、わたし受験なんてもう関係ないわー、って方もいるじゃないですか? でもこのお守り、つい口が滑って余計なこと言ってしまうって人のお口の滑り止めにも効くんですよ」とのこと。
 理緒さんにぴったりなお守りゲット。連雀亭で先輩に直接話しかけられるようになる日も近いか。

嘘みたいな話ですが、わたしの出番の直前に屏風が次々と倒れ、わたしは屏風の下敷きになった状態でみなさんの前に登場しました

11月6日(木) 博喜さんと稽古
 三味線の沢村博喜さんと稽古のあと、小そめ姉さんも加わって三人でお酒。小そめ姉さんに「わたしどうしたら売れるかな?」と相談されたので、直感のままに「生来のまぬけを前面に出しては?」と提案したら、「殺すぞ」と威圧。「話楽生Webのエッセイに書きますね」と言ったら、「やだー、好感度さがっちゃう」と言われました。

さんざんこのように脅されましたが本番は普通に弾いてくださいました