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2025年12月の最前線【後編】 (2025年の講談界ニュース)

「講談最前線」 第13回

5.飛躍の鼓動

 ほかにも、神田こなぎの真打昇進、神田紅希と宝井小琴が二ツ目に昇進。暮らしているマンションで家賃が2.5倍になったことから、神田鯉風が住民代表としてニュース番組に登場したかと思えば、人気ドラマ『相棒season24』の第1話「死して償え~疑惑の殺人? 人間国宝の闇」と第2話「死して償え~白骨は語る! 右京の奇策」(2025年10月15日・22日テレビ朝日)に、講談の監修ばかりでなく、講釈師役で出演。

2025年に真打に昇進した神田こなぎ

 大阪では、なみはや講談協会の各種企画興行の開催に、旭堂南鈴が席亭を務める「イベントスペース鈴丸」のオープン。そして名古屋では、旭堂鱗林が今は六冠となった「藤井聡太物語」の最新作を読み続ける等、東西を通じて、講談界が“動いた”一年であった。

旭堂南鈴が開いた「イベントスペース鈴丸」

(以上、敬称略)

(毎月13日頃、公開予定)