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気づくと芸歴20周年・40歳の緑髪は、前厄フルスロットル。それでも今年も変なことをやります!

「ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて」 第9回

人類は進化し続ける

 学生の頃は、「テレビ」で年末・正月の醍醐味を感じていた。

 大晦日の豪華なバラエティ番組や格闘技、年明けの『新春ヒットパレード』、着物姿の有名人が生放送で楽しそうにしている、あの空気。高揚するようなスペシャルな番組も多く、録り溜めて半年かけて観る、もしくは消す番組たち。あの“テレビが絶対だった平成最強の正月感”。あれが好きだった。

 昼過ぎに起きて、友だちから来ている「あけおめの連絡」。“あけおめ”&“ことよろ”が、2000年頃からどれだけ浸透してきたかは定かではないが、「あけましておめでとう」「今年もよろしく」すら略してしまう現代人の忙しさを物語っているなと思った。

 さらに今は、その“あけおめ・ことよろ”すら書かず、LINEの「スタンプ」で済む。人類は進化し続けている。

 もはや「年賀状」はガラパゴス状態、デジタル化の加速は止まらない。年賀状に関しては、手書きの場合、筆跡という“温度”が伝わるし、形が残るから私は好きだ。

 また、家族や親戚が集まったり、知り合いと外出して、ちょっと奮発してノリで何かを買ってしまい、後で「いらんモンだったな……」と思うのも正月。寒い中、人の多い初詣には自分からあんまり行かないタイプで、毎年「せっかくなら行けばよかった」と思ってしまう。そういうのが私の「正月像」だった。

今年1月、「HIGOMONS新春寄席」(熊本東京県人会主催)で披露した、三遊亭ふう丈さんと筆者のユニットコント

 そんな正月らしさがまったくないのも良くないと思い、「区切り・新しいスタート・新年」という弾みをつけてもっと躍動するために、正月について考えた結果、ひとつの答えが出た。

 来年は数年ぶりに実家で正月を過ごす。去年、地元の熊本でライブを開催した際、親戚がとんでもなく増えていたので、緑髪のおっさん(私)が若手やお世話になった人にお年玉を配り、家族・親戚で初詣し、地元のテレビで正月を堪能する。

 そう、だいたい網羅できるのだ! そのためには今年、また一年頑張らないといけない!