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帝釈天

「くだらな観音菩薩」 第10回

帝釈天

画:林家きく麿

林家 きく麿

執筆者

林家 きく麿

執筆者プロフィール

ため息から始まる「し・あ・わ・せカーニバル」

 こんにちわな人も、こんばんわな人も、おはようございます。林家きく麿です。

 皆さま、朝起きて鏡を見ながら、ため息をつくことがありますか? 人それぞれだと思いますが、ありますよね。え? そんなことない? ため息なんてつかない? 幸せが逃げていくから?

 あーなるほど。ということは、今のご自分の人生に満足しているんですね。素敵だなぁ、うまやらしいです。

 私はありますよ、ため息。ちゃんと理由もあります。ネタ下ろしの噺がまだ書けてない!とか、ダイエットをしなくても痩せる良い方法を考えても思いつかない!とか、頭のてっぺんが禿げてきたとか、あごがひん曲がってる!とか、子供が野菜を食べてくれないし、注意すると飛んで来てライダーキックをされる!とか。

 毎日のいろんなストレスに対して、ため息が出てしまうんですよ、あたしゃーね(私はね)! あー、生きていくってことは、なんと辛いことなんだろう。

 しかし、考えてみると、辛いことなんて当たり前なんだよね。だから、このため息を消していくには、より楽しいことを増やせば良いんだなと、おじさんは思うわけですよ。

 偉いね、おじさんは。しかも噺家の修行をちゃんとしたおじさんは、本当に偉いよ。虐げられることなんて慣れっこだし、「この地球上に生きている生物の中で、お前が一番下の存在だ!」と言われても、受け止めることができるからね。

 「おい! この街の自販機の下に落ちている小銭を全部集めてこい!」って命令されても、まんじりともせずに探し回ることだってできるんだぜ!

 ね、修行の凄さが伝わるよね。……伝わる? ……いや伝わらないっつーの! ズコー。

 そんな可哀想な人生でも、修行のおかげで、楽しいことをいっぱい探せる人になれたんだよ。

 まるで愛少女ポリアンナのように。
 工藤夕貴さんの「し・あ・わ・せカーニバル」のように。
 伊沢八郎さん(お父さん)の「あゝ上野駅」のように。
 ドラマ『ヘイ!あがり一丁』でお鮨屋の見習いみたいな役をしていた工藤正貴さん(弟)のように!

 そして、ドラマ『ヘイ!あがり一丁』と言えば、私の大好きな小高恵美さんが布川敏和さんの妹役で出てました。そうです、みなさんご存知の東宝シンデレラの小高恵美さんです。

 で、なぜ今、小高恵美さんの話をするのかと言うと、近いうちに会えるような気がしているからなのです。

 実は先日、東京デブサミットで一緒に落語会をやっている柳家一琴師匠が小高恵美さんとお知り合いということが分かったのです! あたしゃ飛び上がって驚いたよ! こんな近くに知り合いがいるなんて!