NEW
新釈浪曲忠臣蔵 ~202X年赤穂の旅
「浪曲案内 連続読み」 第10回
- 浪曲
東家 一太郎
2026/03/24
浅野内匠頭の無念と武士の覚悟
朝食を食べた後、生まれてはじめて、赤穂城へ行きました。海岸平城である国史跡の赤穂城跡。行ってみて本当に良かったです。駐車場から清水門を抜けて三之丸へ入る。当時を偲ぶ石垣に感動します。二之丸には、赤穂藩お抱えの軍学者・山鹿素行(やまが そこう)の銅像や広い庭園がある。
本丸の門をくぐると、本丸御殿跡。お屋敷の間取りが地面に書いてあります。大広間の前に庭園と池があり、殿様が縁側でくつろいでいた、和やかな時間を感じました。天守閣はなかったそうですが、天守台に登れば、海が近く、山に囲まれたおだやかな土地であることがすぐわかります。赤穂は「赤穂の天塩」でいまだに全国に知られます。入浜式塩田、塩の生産で経済的にもとても豊かだった藩です。

このような素晴らしい土地を手放さなければならなかった、浅野内匠頭の想い。故郷にもう一度帰って、潮の香りの空気を思いっきり吸いたかったことでしょう。己れの行いを、切腹までの7時間の間にどれだけ悔やみ、恨んだことかと想像します。それでも武士道を貫いて、潔く散っていきました。その殿の無念を晴らしたいという大石以下、四十七士の気持ちも察します。

三原市での公演の翌日には、広島城にも立ち寄りました。こちらは浅野家のご本家、広島藩浅野家のお城です。赤穂の浅野家は分家なのです。ちなみに三原駅構内からすぐアクセスできる三原城跡は、広島藩の支城。新幹線から2分でお城! そんなのアリ?という珍風景です。

話がそれましたが、広島城の天守は今年、令和8年(2026年)3月22日をもって閉城しました。現在の天守は、安土桃山時代に建てられた木造の大天守が昭和20年(1945年)に原子爆弾により倒壊した後、昭和33年(1958年)に鉄筋コンクリート造で復元されたものです。
広島の復興のシンボルとして親しまれたお城。ちょっと覗いてみようと行ってみましたら、なんと閉城間近。赤穂藩との関係もよく学べました。ありがとう広島城! 本家分家のダブル浅野。
浅野内匠頭の弟、浅野大学長広(あさの だいがく ながひろ)は、元禄15年(1702年)7月18日、広島浅野ご本家にお預けとなります。ご舎弟、浅野大学様によるお家再興を画策していた大石内蔵助は、これを機に、吉良邸討ち入り、仇討ちを決意するわけです。
いま読まれています!
「浪曲案内 連続読み」 第10回
新釈浪曲忠臣蔵 ~202X年赤穂の旅
~忠臣蔵は難しい? そんな先入観を覆す浪曲コラム
東家 一太郎
2026/03/24
「エッセイ的な何か」 第10回
3月8日は、餃子の日 →無茶苦茶、食う男の偉業
~柳亭痴楽師匠と名古屋『百老亭』の思い出
三笑亭 夢丸
2026/03/23
「ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて」 第10回
同郷熊本の小学校の先輩! 三遊亭ふう丈 改メ 二代目円丈師匠真打昇進襲名披露パーティー
服部 拓也
2026/03/22
「エッセイ的な何か」 第9回
2月9日は、服の日 →普段から着物で生活する男の葛藤
~マオカラーの夢、丸刈りの悪夢
三笑亭 夢丸
2026/02/24
「浪曲案内 連続読み」 第9回
三味線と 浪曲唸って 二刀流 弾く手あまたな 伊丹秀敏
~浪曲史に愛され、刻まれた最高の曲師
東家 一太郎
2026/01/23
「かけはしのしゅんのはなし」 第10回
3月5日は、スリランカカレーの日
~知らないなら食べに行けばいい。その一歩が世界を広げる!
春風亭 かけ橋
2026/03/18
「マクラになるかも知れない話」 第七回
街道一の大節分
~男には、逃げてはならない時がある!
三遊亭 萬都
2026/02/26
「噺家渡世の余生な噺」 第11回
手紙 ~拝啓、四十八の君へ~
~来てくださった人の顔を忘れるな。 自分のために頭を下げてくださった人の姿を忘れるな
柳家 小志ん
2026/03/14
「芸人本書く派列伝 オルタナティブ」 第7回
〈書評〉 若手だった師匠たち 年間1000席の寄席通いノートから(寺脇研 著)
~「忘れ去られるはずの瞬間」が浮かび上がる貴重な論集
杉江 松恋
2025/11/19
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第10回
宇宙一の美人も風邪には勝てない
~たっぷりの愛情を込めて演芸界という濃密な世界を描く芸人日記
東家 千春
2026/02/03
「芸人本書く派列伝 オルタナティブ」 第11回
〈書評〉 サライ 2026年4月号 (大特集:落語 講談 浪曲 サライの「演芸」 令和の名人)
~人間国宝の鼎談から若手の最前線まで網羅した豪華特集。読むほどに、もっと聴きたくなる!
杉江 松恋
2026/03/19
「ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて」 第10回
同郷熊本の小学校の先輩! 三遊亭ふう丈 改メ 二代目円丈師匠真打昇進襲名披露パーティー
服部 拓也
2026/03/22
「浪曲案内 連続読み」 第10回
新釈浪曲忠臣蔵 ~202X年赤穂の旅
~忠臣蔵は難しい? そんな先入観を覆す浪曲コラム
東家 一太郎
2026/03/24
「エッセイ的な何か」 第10回
3月8日は、餃子の日 →無茶苦茶、食う男の偉業
~柳亭痴楽師匠と名古屋『百老亭』の思い出
三笑亭 夢丸
2026/03/23
「コソメキネマ」 第十一回
このキなんのキ気になる一記
~講談師・田辺一記さんとのご縁と、映画『アンダーグラウンド』をご紹介!
港家 小そめ
2026/03/20
「かけはしのしゅんのはなし」 第10回
3月5日は、スリランカカレーの日
~知らないなら食べに行けばいい。その一歩が世界を広げる!
春風亭 かけ橋
2026/03/18
「令和らくご改造計画」
第八話 「酔っ払いにSNSを」
~芸人のSNSは、なぜ自由すぎるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/03/12
「伯知の日本酒漫遊記 ~酒は“釈”薬の長」
六合目 ~岐阜漫遊記 〈壱〉
~東軍vs西軍! いざ天下分け目の酒合戦へ!――
松林 伯知
2026/03/21
「コソメキネマ」 第一回
阿賀野川の畔で
~たくさんの人に愛される映画『阿賀に生きる』をご紹介!
港家 小そめ
2025/05/22
「ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて」 第5回
東新宿のカフェで起きた、小さな奇跡 ~落語家と地下芸人
~姉ハラと初恋と、二人の約束
服部 拓也
2025/09/22
「二藍の文箱」 第10回
かたばみ日記 ~初主任の十日間
~高座と人生が交差する、濃密で温かい日々の舞台裏
三遊亭 司
2026/03/02
月刊「浪曲つれづれ」 第11回
2026年3月のつれづれ(玉川太福の受賞、玉川奈々福の徹底天保水滸伝、『深夜食堂』&『陰陽師』の浪曲化)
~スターの活躍と新しい挑戦が交差する、いまの浪曲界をご紹介
杉江 松恋
2026/03/09
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第11回
病んでる間に千春の春到来
~体調不良で“声”を失っても、“笑い”は失わない宇宙一の美人浪曲師の事件簿!
東家 千春
2026/03/03
「令和らくご改造計画」
第八話 「酔っ払いにSNSを」
~芸人のSNSは、なぜ自由すぎるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/03/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第8回
微笑みながら中指を
~笑えて震える、ご近所交流録! マトリックスばあさん、降臨!!
桂 三四郎
2026/02/25
「芸人本書く派列伝 オルタナティブ」 第11回
〈書評〉 サライ 2026年4月号 (大特集:落語 講談 浪曲 サライの「演芸」 令和の名人)
~人間国宝の鼎談から若手の最前線まで網羅した豪華特集。読むほどに、もっと聴きたくなる!
杉江 松恋
2026/03/19
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第27回
古今東西を自在に読む講釈師 松林伯知(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/03/12
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第28回
古今東西を自在に読む講釈師 松林伯知(中編①)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/03/13
月刊「シン・道楽亭コラム」 第11回
シン・道楽亭Webサイトリニューアル! ほぼほぼAIで作ってみた話
~どんな思いで運営しているのか、どんな場所として受け入れられたいのかをお伝えしたい
シン・道楽亭
2026/03/10
「噺家渡世の余生な噺」 第11回
手紙 ~拝啓、四十八の君へ~
~来てくださった人の顔を忘れるな。 自分のために頭を下げてくださった人の姿を忘れるな
柳家 小志ん
2026/03/14
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第5回
落語家の夢
~俺の目は、まだ濁っていない!!!
桂 三四郎
2025/11/27
「艶やかな不安の光沢」 第1回
謂れなきものたちの飛躍
~年始からとちってしまった芸人の胸のうち
林家 彦三
2026/02/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第6回
運と皆様のおかげです
~人間は弱い生き物です
桂 三四郎
2026/01/01
「令和らくご改造計画」
第六話 「若手人気落語家殺人事件 【事件編】」
~古典派と新作派の溝!?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/01/12
「令和らくご改造計画」
第四話 「初心者よ永遠なれ」
~AIが落語を演じる時、それでも人は笑えるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2025/11/12
シリーズ「思い出の味」 第19回
雪のココア
~内弟子時代に憧れた甘い味
柳家 わさび
2026/01/13
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第7回
世間せまないか?
~落語家を多数輩出する片田舎、神戸の垂水
桂 三四郎
2026/02/01
「令和らくご改造計画」
第五話 「ヨセジャック事件」
~落語家にとってのマクラとは何か?
三遊亭 ごはんつぶ
2025/12/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第8回
微笑みながら中指を
~笑えて震える、ご近所交流録! マトリックスばあさん、降臨!!
桂 三四郎
2026/02/25
シリーズ「思い出の味」 第15回
水茄子とジンジャーエール
~夏の青臭さ、生姜風味の泡沫が映す情景
林家 彦三
2025/11/25
編集部のオススメ
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第8回
微笑みながら中指を
~笑えて震える、ご近所交流録! マトリックスばあさん、降臨!!
桂 三四郎
2026/02/25
「令和らくご改造計画」
第七話 「若手人気落語家殺人事件 【解決編】」
~寛容な落語の世界、非寛容な現実の世界
三遊亭 ごはんつぶ
2026/02/13
「艶やかな不安の光沢」 第1回
謂れなきものたちの飛躍
~年始からとちってしまった芸人の胸のうち
林家 彦三
2026/02/12
「お恐れながら申し上げます」 第6回
早朝寄席のこと
~精一杯やりますので、ご来場をお待ちしております
入船亭 扇太
2026/02/11
月刊「シン・道楽亭コラム」 第10回
シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト Part.2
~共同席亭という名称のひらめきと、橋本さんとの生前最後の面談詳細
シン・道楽亭
2026/02/10
月刊「浪曲つれづれ」 第10回
2026年2月のつれづれ(沢村豊子を偲ぶ会、玉川奈々福の徹底天保水滸伝、帯広浪曲学校)
~世界に一つだけの宝
杉江 松恋
2026/02/09
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第24回
講談界を駆ける一鶴イズムの継承者 田辺銀冶(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/02/03
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第10回
宇宙一の美人も風邪には勝てない
~たっぷりの愛情を込めて演芸界という濃密な世界を描く芸人日記
東家 千春
2026/02/03
「二藍の文箱」 第9回
寄席、そちらとこちら
~寄席の客席と楽屋は、やさしさにあふれている
三遊亭 司
2026/02/02
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【前編】
~小さん師匠の「おめでとう」から始まる新しい年
話楽生Web 編集部
2026/01/25