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9月21日について

入船亭扇太の「お恐れながら申し上げます」 第2回

兄さんの晴れ舞台に寄り添って

 この秋は、兄弟子の遊京兄さんが扇白と名を改めて、真打に昇進します。私は、初めての番頭で緊張しております。

 「番頭って、何をするの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。私にもよく分かりません。兄さんの手助けをするのが役目だと思っています。

 披露目のパーティーや披露興行が始まると、色々と本格的に働きだすのかなと感じています。兄さんの側にピッタリとくっついて、用を聞かないといけません。

 楽屋や打ち上げ、パーティー等、いつでも側にいなくてはいけません。お手洗いまでお供するつもりです。言い過ぎました。実際に始まってみないと、分からないことが多いです。

 披露目の主役は、新真打の方々です。

 やはり遊京兄さんの披露目には、大勢のお客様にお運びを頂きたいと思っております。もちろん、他の兄さん・姉さんの日にもいらして頂いて、披露興行を通して「賑やかだったね」「たくさん来てもらえたね」と振り返ることができるような披露目になればいいなと思っています。

 是非ともご来場ください。平にお願い申し上げます。

令和7年秋 真打昇進披露興行(落語協会HP)

(毎月11日頃、掲載予定)