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鼻とカフンと私

「テーマをもらえば考えます」 第8回

鼻とカフンと私

花粉症の噺家は、チリ紙を手放せないぜー

三遊亭 天どん

執筆者

三遊亭 天どん

執筆者プロフィール

 三遊亭天どんです!

 テーマをもらってやりますよ。今回は『花粉症』です。

 うえーい、みんな、花粉ってるかい!? ゴキゲンじゃないぜー!

 じゃあ、ワシの闘いの歴史を聞いてくれー。要は、花粉症あるあるだぜー。ちなみにワシは、スギとヒノキの2つだぜー!!

 出会いは中学生の時。もう40年も前になります。

 「なんか鼻水が出る! 無限に出る!!」

 その頃はまだ病名もなかったので、まわりからは「中学生にもなって鼻を垂らすヤツ」扱いですわ。思春期の男性にとっては、恥ずかしいコト。休み時間に鼻をいくらかんでも、授業中に集中して下を向くとポタポタ垂れるので、とてもポケットティッシュじゃ1日も持たない。

 ある日、意を決して学校にチリ紙を1箱丸ごと持って行ったら、まわりも思春期。

 「アイツ、ヘンタイだ!」

 ちょっとした騒ぎになりました。ちょうどその時、テレビで『スクール☆ウォーズ』が流行っていたので、休み時間に、そのチリ紙の箱はラグビーボールになり、ボロボロ。残ったチリ紙を使ったけど、イソップで泣くならワシも大事にしてくれ。

 オソロシイな、あの頃の中学生。

 その後、スポーツ誌の『江川卓、花粉症!』のおかげで花粉症も有名になり、病名が付くと薬も出ますね。でも最初の頃の薬は、なかなかのモノでしたわー。粘膜を乾燥させるので、今度はノドがカラカラになって、朝起きると口呼吸してた舌が、ネコの舌みたいになってました。

 でもいいよね、ネコの舌。なんかザラザラしてて。逆に楽しみでした。