NEW
一粒の麦 ~世界に広がれ、落語の輪 in 名古屋!
月刊「シン・道楽亭コラム」 第12回
- 落語
- その他
シン・道楽亭
2026/04/10
演芸を愛し、人生を楽しむ人たち
●藤井輝代美さん
続いて藤井輝代美さん。通称「パタ」さんとして知られる、「かがよひ」の常連にして盛り上げ役です。3人の子育てと介護を終え、「これからが自分の人生」とばかりに、ケアマネジャーとして働きながら、チンドン屋、トイレットペーパーの個包装コレクター、さらには薩摩琵琶の弾き語りまでこなす多才ぶり。幼い頃から演芸好きで、現在はなぎら健壱さんに夢中だそうです。
世話人としての苦労を尋ねれば「儲かりません」と即答しながらも、それでも続ける理由は「好きだから」。演者への賛辞も批評も率直で、その眼差しの真剣さが印象的でした。
▼チンドン屋として所属する三ヶ根宣伝社
●加藤久和さん
学生時代に落語研究会で活動し、自らも口演経験を重ねてきた方です。最終的には噺家の道には進まず、現在は企業の代表取締役として活躍されていますが、その分、観客としての情熱は衰えることなく、全国各地の落語会へ足を運び続けています。
好きな演者には幟(のぼり)を贈るなど、応援の仕方も実に粋。音楽やゴルフなど趣味も幅広く、サザンや伊藤蘭さんのライブにも通うという、その軽やかなフットワークには感服するばかりです。
●太田克己さん
「高砂落語会」を7年にわたり継続している実行委員のお一人。幼少期、病弱で家にいる時間が長かった彼にとって、ラジオから流れる落語は格好の娯楽でした。やがて社会人となり一度は離れるものの、春風亭一朝師匠の高座をきっかけに落語熱が再燃。
現在は、演者選びから会場手配まで担い、今では全国的な人気を誇る演者さんが当時まだ無名だった頃にいち早く名古屋に招いた実績もあり、「こちらではあまり知られていないが、これはイイという演者さんを地元の演芸ファンに聴いてもらいたい」と目を輝かせます。

▼高砂落語会(Facebook)
●重田牧子さん
名古屋の個人席亭として知られる方で、「はじめ亭しげた」の名を聞けば、頷く方も多いでしょう。東京出身ながら名古屋で活動を始めて約20年。印象的なのは、その飾らない語り口です。成功も失敗も包み隠さず語る姿勢が、結果として演者や観客の信頼を集めているのでしょう。

▼はじめ亭しげた_名古屋で落語会_寄席
これからの活動も伺いましたが、その中でもとりわけ素晴らしい試みが、東京の気鋭の二ツ目、柳家小ふねさんと桃月庵黒酒さんのイタリア公演を企画されていること。クラウドファンディングを利用して資金集めを開始、初期の目標を早々に達成されました。名古屋の落語会にとどまらず、落語界全体の活性化にも寄与されている重田さんです。

▼ローマ・ナポリ・フィレンツェへ落語を。小ふね黒酒イタリア2026
いま読まれています!
月刊「シン・道楽亭コラム」 第12回
一粒の麦 ~世界に広がれ、落語の輪 in 名古屋!
~名古屋の演芸文化を支える多彩な人たちの静かな情熱とリアルな声を追ったコラム
シン・道楽亭
2026/04/10
月刊「浪曲つれづれ」 第12回
2026年4月のつれづれ(町田康の木馬亭公演、雲月会長の留任と舞台復帰、浪曲「陰陽師」の新展開)
~芥川賞作家、木馬亭に降臨! いま、浪曲は外界に向けて開き始めている
杉江 松恋
2026/04/09
「朝橘目線」 第12回
このあたり 目に見ゆるものは 皆換金
~あらゆるものがデジタル化される日常。その便利さと喪失感を落語的な視点で軽やかに描くエッセイ
三遊亭 朝橘
2026/04/08
「座布団の片隅から」 第12回
地獄
~春風亭㐂いち兄さん、柳家小はだ兄さん、三遊亭歌彦さんと僕でスキーに行ってきたのだが…
三遊亭 好二郎
2026/04/07
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第12回
お転婆が過ぎると命を落とすこともある
~転んでも前に進む浪曲師の軽やかで楽しい芸人日記!
東家 千春
2026/04/03
月刊「浪曲つれづれ」 第11回
2026年3月のつれづれ(玉川太福の受賞、玉川奈々福の徹底天保水滸伝、『深夜食堂』&『陰陽師』の浪曲化)
~スターの活躍と新しい挑戦が交差する、いまの浪曲界をご紹介
杉江 松恋
2026/03/09
「ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて」 第10回
同郷熊本の小学校の先輩! 三遊亭ふう丈 改メ 二代目円丈師匠真打昇進襲名披露パーティー
服部 拓也
2026/03/22
古今亭佑輔とメタバースの世界 第8回
VRエンタメの考察
~人を惹きつけるエンタメの3つの要素とは?
古今亭 佑輔
2026/04/05
「オチ研究会 なぜこのサゲは受けるのか?」 第12回
狸札、 野ざらし、 子別れ
~演者の視点から、オチの仕掛けや工夫を楽しく解説します!
林家 はな平
2026/04/06
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第8回
微笑みながら中指を
~笑えて震える、ご近所交流録! マトリックスばあさん、降臨!!
桂 三四郎
2026/02/25
「座布団の片隅から」 第12回
地獄
~春風亭㐂いち兄さん、柳家小はだ兄さん、三遊亭歌彦さんと僕でスキーに行ってきたのだが…
三遊亭 好二郎
2026/04/07
古今亭佑輔とメタバースの世界 第8回
VRエンタメの考察
~人を惹きつけるエンタメの3つの要素とは?
古今亭 佑輔
2026/04/05
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第12回
お転婆が過ぎると命を落とすこともある
~転んでも前に進む浪曲師の軽やかで楽しい芸人日記!
東家 千春
2026/04/03
「二藍の文箱」 第11回
弟子の目玉焼きと師匠の粥
~藝の土台となるものは
三遊亭 司
2026/04/02
「艶やかな不安の光沢」 第2回
街の区々、密と蜜
~言葉のまちがいから立ち上がる、空想のまち
林家 彦三
2026/04/01
月刊「浪曲つれづれ」 第12回
2026年4月のつれづれ(町田康の木馬亭公演、雲月会長の留任と舞台復帰、浪曲「陰陽師」の新展開)
~芥川賞作家、木馬亭に降臨! いま、浪曲は外界に向けて開き始めている
杉江 松恋
2026/04/09
「朝橘目線」 第12回
このあたり 目に見ゆるものは 皆換金
~あらゆるものがデジタル化される日常。その便利さと喪失感を落語的な視点で軽やかに描くエッセイ
三遊亭 朝橘
2026/04/08
「オチ研究会 なぜこのサゲは受けるのか?」 第12回
狸札、 野ざらし、 子別れ
~演者の視点から、オチの仕掛けや工夫を楽しく解説します!
林家 はな平
2026/04/06
「“本”日は晴天なり ~めくるめく日々」 第10回
〈書評〉 時の家 (鳥山まこと 著)
~家の中に散りばめられた、懐かしい記憶が次々と浮かび上がる芥川賞受賞作
笑福亭 茶光
2026/04/04
「浪曲案内 連続読み」 第10回
新釈浪曲忠臣蔵 ~202X年赤穂の旅
~忠臣蔵は難しい? そんな先入観を覆す浪曲コラム
東家 一太郎
2026/03/24
「浪曲案内 連続読み」 第10回
新釈浪曲忠臣蔵 ~202X年赤穂の旅
~忠臣蔵は難しい? そんな先入観を覆す浪曲コラム
東家 一太郎
2026/03/24
「令和らくご改造計画」
第八話 「酔っ払いにSNSを」
~芸人のSNSは、なぜ自由すぎるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/03/12
「芸人本書く派列伝 オルタナティブ」 第11回
〈書評〉 サライ 2026年4月号 (大特集:落語 講談 浪曲 サライの「演芸」 令和の名人)
~人間国宝の鼎談から若手の最前線まで網羅した豪華特集。読むほどに、もっと聴きたくなる!
杉江 松恋
2026/03/19
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第27回
古今東西を自在に読む講釈師 松林伯知(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/03/12
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第28回
古今東西を自在に読む講釈師 松林伯知(中編①)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/03/13
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第31回
映像思考で編む、新世代講談 田辺一記(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/03/28
「ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて」 第10回
同郷熊本の小学校の先輩! 三遊亭ふう丈 改メ 二代目円丈師匠真打昇進襲名披露パーティー
服部 拓也
2026/03/22
「噺家渡世の余生な噺」 第11回
手紙 ~拝啓、四十八の君へ~
~来てくださった人の顔を忘れるな。 自分のために頭を下げてくださった人の姿を忘れるな
柳家 小志ん
2026/03/14
「エッセイ的な何か」 第10回
3月8日は、餃子の日 →無茶苦茶、食う男の偉業
~柳亭痴楽師匠と名古屋『百老亭』の思い出
三笑亭 夢丸
2026/03/23
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第12回
お転婆が過ぎると命を落とすこともある
~転んでも前に進む浪曲師の軽やかで楽しい芸人日記!
東家 千春
2026/04/03
「艶やかな不安の光沢」 第1回
謂れなきものたちの飛躍
~年始からとちってしまった芸人の胸のうち
林家 彦三
2026/02/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第5回
落語家の夢
~俺の目は、まだ濁っていない!!!
桂 三四郎
2025/11/27
「令和らくご改造計画」
第六話 「若手人気落語家殺人事件 【事件編】」
~古典派と新作派の溝!?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/01/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第6回
運と皆様のおかげです
~人間は弱い生き物です
桂 三四郎
2026/01/01
「令和らくご改造計画」
第四話 「初心者よ永遠なれ」
~AIが落語を演じる時、それでも人は笑えるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2025/11/12
シリーズ「思い出の味」 第19回
雪のココア
~内弟子時代に憧れた甘い味
柳家 わさび
2026/01/13
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第8回
微笑みながら中指を
~笑えて震える、ご近所交流録! マトリックスばあさん、降臨!!
桂 三四郎
2026/02/25
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第7回
世間せまないか?
~落語家を多数輩出する片田舎、神戸の垂水
桂 三四郎
2026/02/01
「令和らくご改造計画」
第五話 「ヨセジャック事件」
~落語家にとってのマクラとは何か?
三遊亭 ごはんつぶ
2025/12/12
シリーズ「思い出の味」 第15回
水茄子とジンジャーエール
~夏の青臭さ、生姜風味の泡沫が映す情景
林家 彦三
2025/11/25
編集部のオススメ
「浪曲案内 連続読み」 第10回
新釈浪曲忠臣蔵 ~202X年赤穂の旅
~忠臣蔵は難しい? そんな先入観を覆す浪曲コラム
東家 一太郎
2026/03/24
「芸人本書く派列伝 オルタナティブ」 第11回
〈書評〉 サライ 2026年4月号 (大特集:落語 講談 浪曲 サライの「演芸」 令和の名人)
~人間国宝の鼎談から若手の最前線まで網羅した豪華特集。読むほどに、もっと聴きたくなる!
杉江 松恋
2026/03/19
「噺家渡世の余生な噺」 第11回
手紙 ~拝啓、四十八の君へ~
~来てくださった人の顔を忘れるな。 自分のために頭を下げてくださった人の姿を忘れるな
柳家 小志ん
2026/03/14
「令和らくご改造計画」
第八話 「酔っ払いにSNSを」
~芸人のSNSは、なぜ自由すぎるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/03/12
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第27回
古今東西を自在に読む講釈師 松林伯知(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/03/12
月刊「シン・道楽亭コラム」 第11回
シン・道楽亭Webサイトリニューアル! ほぼほぼAIで作ってみた話
~どんな思いで運営しているのか、どんな場所として受け入れられたいのかをお伝えしたい
シン・道楽亭
2026/03/10
月刊「浪曲つれづれ」 第11回
2026年3月のつれづれ(玉川太福の受賞、玉川奈々福の徹底天保水滸伝、『深夜食堂』&『陰陽師』の浪曲化)
~スターの活躍と新しい挑戦が交差する、いまの浪曲界をご紹介
杉江 松恋
2026/03/09
「二藍の文箱」 第10回
かたばみ日記 ~初主任の十日間
~高座と人生が交差する、濃密で温かい日々の舞台裏
三遊亭 司
2026/03/02
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第8回
微笑みながら中指を
~笑えて震える、ご近所交流録! マトリックスばあさん、降臨!!
桂 三四郎
2026/02/25
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【前編】
~小さん師匠の「おめでとう」から始まる新しい年
話楽生Web 編集部
2026/01/25