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鼻とカフンと私

「テーマをもらえば考えます」 第8回

 だんだん薬も良くなってきたのが、大学生の頃。

 調子に乗って花見をしちゃうんだよ。とりあえず慎重に、マスクをしながらお酒を飲みますが、次第に面倒くさくなってマスクを取って、お酒で粘膜がただれて鼻水が出る。マスクをし直すと、酔いが回りやすくなって、マスクしたままお酒を飲もうとしてビチャビチャにする。

 これを毎年やってました。なんなら今でも。

 そんなある日、ワタクシは郊外に住んでいたので、生意気にも車で学校に通ってましたが、油断大敵、もちろん車の中にも花粉は住まっているのです。人通りのない路地裏にて、

 「ハックショーンッ!!」

 ―― ガンッ!!!

 くしゃみでね、ハンドルがブレたらね、車の横をね、電信柱でね、軽くコスったんだね。

 「おいおーい!」

 さすがに笑いました。いやコレ、電信柱じゃなくて、オジイちゃんとかだったらヤッてますので、それ以来、より慎重に運転するようになりましたとさ。笑いゴトじゃね~よ~。

 そして師匠・初代円丈に入門してしばらくした頃。修行で病院に行く時間がなかったり、お金がなかったり、酒量が増えたりで、花粉症の調子の良くないお年頃。師匠の家の箱ティッシュで、鼻を何度もかんでいた時の師匠のお言葉。

 「オイお前、なんでそんなにチリ紙を使うんだ! 花粉症なんか、気合いで治せ!!」

 師匠、それ治るんやない。悪くなるんや。(節子来た!? また来た!!!)

 気合いを入れたらー、かえって花粉を吸っちまうんだよー。もちろん返事は「すみません!」です。チリ紙よりワシの心配してほしいやね。チリ紙なくなっても、気にしないでほしいやね。『厩火事(うまやかじ)』って勉強になるね。

 次の日からは、自分でチリ紙を1箱丸ごと持って行きました。うーん、中学生以来。修行はキビシイのです。