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願成就院の毘沙門天

「くだらな観音菩薩」 第13回

願成就院の毘沙門天

画:林家きく麿

林家 きく麿

執筆者

林家 きく麿

執筆者プロフィール

優しい町

 こんにちわな人も、こんばんわな人も、おはようございます。林家きく麿です。

 伊豆の函南インターを降りて、142号線を北東にぐんぐん進んでいくと、左手に「かんなみ仏の里美術館」が見えてきます。平安時代から鎌倉時代に作られた仏様が24体もいらっしゃる、素敵空間です。俗に言う何時間でもいられるねっ!ってやつです。本当はいられないけど。

 ちなみに25度くらいの冷泉に入ってる時、「あぁ~気持ちいい~。これ何時間でも入っていられるよ~」って言うのと同じだと思っていただければ早いかと。

 で!!!

 函南町(かんなみちょう)桑原区の長源寺の境内にある、桑原薬師堂。元々はここに、この24体の仏様たちがいらっしゃいました。地元の人たちに大事に大事に守られてきた仏様たちです。

 なぜ24体も?と思って調べてみると、明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって廃絶することになったお寺に安置されていた仏様を地元の人々が別のお寺に移して隠し、難を逃れたそうです。そして、廃仏毀釈の波が収まった明治30年代に新たにお堂を建て、仏様たちを納めたとのこと。これが今に残る桑原薬師堂です。

 そして、その仏様たちを改めて守ろうと、桑原小学校の跡地に建てたのが、新たな仏様たちのお家「かんなみ仏の里美術館」だそうです。地元の人たちの想いや願いがわかると、より一層、素敵に感じる仏様たちが沢山いますので、仏像好きな方には、ぜひ足を運んでもらいたい場所ですね。

かんなみ仏の里美術館