4月4日は、推し推しの日
「かけはしのしゅんのはなし」 第11回
- 落語
春風亭 かけ橋
2026/04/24
恥ずかしさ爆発……(画:信吉)
4月4日は、「推し推しの日」。
0404で「推し(04)推し(04)」と読めることから、作られた記念日だそうです。
ちなみに11月4日は、「いい(11)推し(04)の日」だそうです。どちらも意味合いは同じだけれども、しいて言うなら「推し推しの日」は、「ゴムゴムの実」みたいで耳なじみがある。だからどうしたという気もするけれども、耳なじみがあるんだから仕方がない。
皆さん、「推し」はいますか?
好きなことは、大なり小なりありますよね。ただ、他人に「推し」と言うのは、ハードルが高く感じてしまいませんか? 私も好きなことがありますが、「推し」と言うには知識が足りないのではないか、他の人たちの熱量と比べたら大したことではないのかと思って、慎重になってしまいます。
そんな思いを持っていたところ、こんな言葉を知りました。
『自分がそれを好きだと自認した瞬間に、推しが生まれる』
そうなのです! まわりはどうでもいいのです。人生の主人公は、自分なのです。自分が好きなものは、大声で「好きだ」と叫べばいいのです。
私も去年に「推し」と呼べる存在に出会いました。「timelesz」(タイムレス)という8人組の男性アイドルグループです。
元々は「SexyZone」という名前で2011年にデビューしたグループがメンバーの卒業や改名を経て2024年、事務所としては初の新メンバーオーディションを開催することで話題になりました。
私自身、男性アイドルについては、テレビで見たことがあるぐらいで、取り立てて興味はありませんでした。
ただ大晦日にフジテレビでやっていたカウントダウンコンサートは、毎年楽しみに見ていました。この日を待ちわびたファンで覆い尽くされた超満員の東京ドームで、黄色い声が飛び交う中、歌い踊るKinKi KidsやV6などのトップアイドル軍団。男子校でこじらせた思春期を送っていた私にとっては、嫉妬が渦巻きそう。
されど、毎回終盤にマッチこと近藤真彦さんが満を持して登場して、『ギンギラギンにさりげなく』などの往年のヒットソングを熱唱するその後ろで、どんなトップアイドルであっても、後輩として事務所の大看板のマッチ先輩を盛り立てるために踊っている姿に“絶対的な上下関係“”を感じ、「アイドルも大変なんだな」と思っていました。
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