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玉川祐子師匠

「コソメキネマ」 第十七回

玉川祐子師匠

今回は、平均年齢80歳のロックンロールコーラス隊を描く映画をご紹介!!

港家 小そめ

執筆者

港家 小そめ

執筆者プロフィール

徹子の部屋

 2026年9月22日(火)に、現在103歳、曲師の玉川祐子師匠と玉川太福兄さんの出演するテレビ番組『徹子の部屋』が放映されます。6月、その収録があり、私も付き添いで現場に立ち会うことに。

 黒柳徹子さんを前にしても、いつもと変わらず天衣無縫な祐子師匠の姿があり、大変楽しく拝見いたしました。さすが長寿番組、スタッフの方の徹子さん愛が深く、細やかな気遣いをいただきました。本番も明るい雰囲気の楽しい収録。関係者の皆様、本当にありがとうございます。

 実は『徹子の部屋』に関わるのは、二度目です。今から20年くらい前でしょうか。曲師の沢村博喜さんは元々チンドン屋もやっていて、博喜さんのチンドンの師である菊の家〆丸親方が『徹子の部屋』に出演することがあり、博喜さんと私は〆丸親方とチンドンを演奏するシーンで楽器と太鼓でちょっとだけ出演させていただきました。徹子さんはチンドン屋が大好きだそうで、その時も、とっても楽しそうにされていたのが印象に残っています。

 当時、〆丸親方は現役最高齢のチンドン屋として出演されていて、今回も現役最高齢の曲師として祐子師匠の出演ですので、最高齢に縁があるな~と思いました。

二人の師匠

 玉川祐子師匠と初めて会ったのは、2013年(平成25年)のことです。私が港家小柳に弟子に入ることになった時に祐子師匠もいらっしゃったので、私の浪曲人生の始まりが祐子師匠との出会いでもありました(その時の様子をこちらに書かせていただいております。ご興味ありましたらどうぞ~)。

 小柳師匠は当時、名古屋に住んでおりましたので、東京に仕事のために来る時は、玉川桃太郎師匠と玉川祐子師匠ご夫妻のお宅に滞在していました。

 そのため、稽古も祐子師匠のお宅に伺ってつけていただいていました。

 祐子師匠が三味線を弾き、小柳師匠が唸る。稽古が終わると、祐子師匠がお茶やお茶菓子や果物を用意してくれて、お茶の時間。この時間がとっても楽しかった。

 うちの師匠はどちらかというとおっとりしているタイプでしたが、祐子師匠はよく喋る方。語り口も話の内容も素晴らしく、表情もくるくる変わり、当時90代前半でしたが記憶力が抜群で、今までの人生や浪曲界の昔話をたくさん聞きました。

 チンドン屋に入ったばかりの頃、年がうんと上のチンドン屋の親方たちから、いろいろな面白い昔話をたくさん聞きました。師匠たちと過ごす時間は、そのチンドン屋の親方たちと過ごした空気感に近く、懐かしく、落ち着く空間でした。

小柳師匠と祐子師匠の日常は、川上アチカ監督のドキュメンタリー映画『絶唱浪曲ストーリー』で垣間見ることができます。当時、撮影しているアチカ監督がお茶を飲まないのが気になってしょうがない祐子師匠が、アチカ監督に「カメラを置いてお茶を飲みな!」と何度も勧めて監督を困らせていたのが、面白かったです。

映画『絶唱浪曲ストーリー』公式サイト