9/3は、睡眠の日 →電車で寝過ごしてしまった男の恥辱
「エッセイ的な何か」 第4回
- 落語
三笑亭 夢丸
2025/09/23
電車で上野に向かったはずなのに、目を覚ますと…(画:三笑亭夢丸)
僕が早寝早起きになったワケ
今月のテーマは、『睡眠の日』。9月3日がその日ということなので、睡眠について書かせて頂く。
いつもの通り簡単に調べてみると、なんと『睡眠の日』は年に二回あるそうな。『春の睡眠の日』『秋の睡眠の日』。何故、春と秋に別れているのか。天皇賞かよ!
しかもそれとは別に『世界睡眠デー』なるものも存在するらしい。多いな、睡眠関連の記念日! その『世界睡眠デー』は3月13日。日本が制定した『春の睡眠の日』が、3月18日。……近い! コンセプトも含めて近い!
ちなみに、秋の方の睡眠の日の制定理由は、9(グッ)3(スリー)で、グッスリだからだそう。無理矢理……。
それにしても皆様、近頃グッスリ眠れておりますでしょうか? 夜更かしの方も多かろうけれども。そもそも、噺家は夜型の人が多いような気がする。
若手は言うに及ばず、七十代・八十代の師匠方でも昼頃に起き、深夜まで起きているという生活スタイルの方は少なくないようである。「この師匠は午前中に電話をしてはならない」という不文律があるほど。
かく言う僕も、以前はその睡眠サイクルであった。
それが一変したのが、5年ほど前のあのコロナ禍。寄席は閉まっちゃうし、仕事もキャンセルになっちゃうし、いくら稽古しても高座はないし、いいや、もう寝ちゃえ!……と22時頃には就寝してしまうと、必然、朝6時には目が覚めてしまう。
そんなことを繰り返している内に、気がつけばいつの間にやら完璧な早寝早起き型になってしまった。しかし身体の調子はすこぶる良い。皮肉にもコロナ禍が生活改善のきっかけとなってしまったようだ。
夜席の遅い出番の時なぞは、もう、既にちょっと眠かったりするという、子供か老人のような体内時計。更にそこから終演後の打ち上げがあると、もっと眠くなる……と思いきや、一旦元気になる。そして本当に酔っ払うと再び眠くなってしまうのだ。
失礼だ、申し訳ない、と思いながらも、完全に酔いが回るとつい、ウトウト……。実際、その光景を目の当たりにした皆様、当人に悪気はございませんので、どうかご容赦ください。
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