NEW

なつさんさようなら

「ずいひつかつどお」 第13回

 夏といえば、花火。

 これは揺るぎない。ヒューーーーーーっと空に上がって、ドーーーンとなる。

 上がった上がった上がったぃ、たーーーまやあぁぁぁーーーー。

 実際に玉屋と叫んだことはないし、叫んでる人を見たこともないが、花火となるとなぜか玉屋だ。

 私の地元、十勝にも大きな花火大会がある。勝毎花火大会。花火好きには有名らしく、全国から人が集まってくるらしい。

 地元なのに「らしい」というのは変だが、大人になってから行ったことがないのだからしょうがない。開催時期もお盆なので、交通費や宿泊費がバカ高すぎてとても東京からは行けない。

 宝くじ当たらないかなぁ、買ってないけど。

 打ち上げ花火の迫力も凄いが、手持ち花火もいいものだ。

 中学生の頃、広い公園で友達とロケット花火をお互いに打ち合って遊んだものだ(※花火は人に向けちゃいけません)。

 手持ち花火も色々あるが、やはり線香花火だろう。

 せんこう花火がみーえますか、また精霊流し。

 所ジョージさんの歌で、精霊流しのパロディで『精霊もどし』というのがある。

 海が満ち潮になった時、流した精霊が川に戻ってくるみたいな歌詞だったと思う。そんな所さんの現実的な感覚が好きだ。

 線香花火の儚さは、アニメやドラマで青春的な雰囲気の場面を彩る最高の道具となる。何となく何かが終わりを迎えそうな時、線香花火が映えるのだ。

 若者に線香花火、猫に鰹節、翼くんと岬くん、ウッチャンナンチャン、そしてサイモン&ガーファンクル。

 お互いがお互いを引き立てるゴールデンコンビ。

 老夫婦と線香花火も悪くはないが、そこは若者に譲ってあげたい。なぜなら老夫婦は、線香花火などなくても、歩んだ歴史が滲み出るのだから。