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シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト Part.3

月刊「シン・道楽亭コラム」 第13回

シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト Part.3

画:とつかりょうこ

シン・道楽亭

執筆者

シン・道楽亭

執筆者プロフィール

道楽亭からシン・道楽亭への前奏曲

 2026年5月23日は道楽亭のオーナー、橋本龍兒(はしもとりゅうじ)さんの三回忌にあたる。早いものである、という言葉が口をついて出てきてしまうが、あっという間の2年間だった。

 道楽亭改め、シン・道楽亭は、ほぼ連日木戸を開け、演芸会を開催することができている。先人が新宿二丁目で築いた道楽亭の幹に、多少は枝葉を広げられたかなと思えないこともないが、まだまだ考えていることのほとんどをやり残したまま、日々の運営に明け暮れている、というのが率直なところだ。

 家元・立川談志師匠の残した言葉に「現実は正解なんだ」という惹句(じゃっく)がある。周辺環境や対人関係など、ことにあたるための条件は人それぞれ、時それぞれによって違うが、結果的に現時点がプロセスの最終ではないにしろ、一定の到達点であり、「現実は正解なんだ」。受け入れるしかない。

 曲がりなりにも現在、大きなトラブルも障壁もなく、日々演芸会を開催することができている。こんなにありがたい「正解」はない。

 2025年11月に配信した「シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト」の3回目。今回は「Part.3」になる。落語家の古今亭菊太楼師匠ご夫妻プラスTさん、との飲み会から始まったシン・道楽亭への道は前回、前オーナーの橋本さんとの面談の様子を記した。その続きです。

 なお、前回予告した⑶は「私が橋本さんから受け継いだもの、受け継げなかったもの、負の遺産クラファン」だったが、「⑶ 橋本さん亡き後に立ちはだかった超大型の壁」に変更して書き進めます。


⑴ すべては古今亭菊太楼師匠との駄話、駄飲みから始まった
⑵ 共同席亭という名称のひらめきと、橋本さんとの生前最後の面談詳細
⑶ 橋本さん亡き後に立ちはだかった超大型の壁
⑷ 私が橋本さんから受け継いだもの、受け継げなかったもの、負の遺産クラファン
⑸ 不動産契約に関する、夫婦の行き違い。やり取りと紆余曲折
⑹ 道楽亭に通っていた頃の話、いくつか
⑺ ミュージックテイトの倒産と芸人の生声と、場を残すことの重要性
⑻ 小屋の経営を引き受ける重圧、人繰りと資金繰り
⑼ 共同席亭という仕組みと、我々がまとまるための装置としてのシン・道楽亭
⑽ 出資者と出資金について
⑾ 肝心な顔付け
⑿ すべてをデータ化、組織化する
⒀ 道楽亭の1日、1週間、1ヵ月、3ヵ月
⒁ ミニ演芸場連絡会の組織化とスタンプサービス
⒂ 出演者とお客様とシン・道楽亭との三位一体
⒃ 演芸遺贈を提唱したい
⒄ 演芸評論家という仕事を再定義する取り組み

※これからの項目は、いくつかがまとまったり、新しい項目が発生したり、常にバージョンアップされます。

2025年11月配信のPart.1はこちら

2026年2月配信のPart.2はこちら