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後世に残すべきもの

古今亭佑輔とメタバースの世界 第11回

デジタルアーカイブを残す利点

 パフォーマンスを残すことは、非常に意義があることだと思う。

 どんな演者であっても様々な事情があり、パフォーマンスを永続的に行うことは不可能だ。それは老いや怪我などの物理的な問題であり、そればかりは仕方がない。

 その演者の全盛期のパフォーマンスを永続的に残すことができるのが、デジタルアーカイブの素晴らしい点である。繰り返し何度でもライブ感を保ちながら素晴らしいパフォーマンスを体感できる。

 そして少なくとも、その存在を永続的に知ってもらえる機会を得ることができる。実際に現地に足を運んでもらえるかもしれない。さらに言えば、パフォーマンスを観て、担い手になりたいと思う若者が現れるかもしれない。

 伝統芸能は、担い手がいなくなれば衰退していく。

 また空間なども同様である。形あるものはいずれ廃れる。建造物も同じである。時が経てば劣化する。歴史的に価値のある空間を仮想空間の中に再現することができる。つまり永続的に資料として保管することができる。

 それは後世の世代にとって大変に価値のある資料となる。残すということは、非常に意味のある行為である。