突撃リポート! 芸協らくごまつり&謝楽祭
「ピン芸人・服部拓也のエンタメを抱きしめて」 第13回
- 落語
- 講談
- 浪曲
- その他
服部 拓也
2026/06/29
カフェコマドの助っ人・O君、神田伯山先生、筆者(芸協らくごまつり にて)
熱狂のファン感謝イベント!
サッカー少年だった私は、4年に一度のワールドカップに熱狂する。
30年以上も前、私が小学校低学年の頃になりたかった職業は、「1位 サッカー選手」「2位 マジシャン」「3位 お笑い芸人」だった。
1993年(平成5年)の春、日本初のプロサッカーリーグ・Jリーグが誕生し、空前のサッカーブームが到来。当時のスポーツ中継と言えば、相撲かプロ野球だった中、テレビのゴールデンタイムでもJリーグが中継されていた。
私は当時、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)が好きだった。
キングカズこと「三浦知良」、少年がカレーを食べたら変身するCMとバンテリンでお馴染みの「ラモス瑠偉」、キュートなハンサムストライカー「武田」に、長髪のダイナモ「「北澤」、左サイドの仕掛け人「都並」、なぜかフルネームで覚えているGK「菊池新吉」などなど、個性的で、とにかく華やかだった。
地元・熊本の繁華街にもJリーグショップができて、おばあちゃんにいろんなグッズを買ってもらった。クリスマスの朝、目を覚ますと枕元には、ヴェルディ川崎のタオルやシューズがあった。緑一色。あの頃から私の「緑」は始まっていたのかもしれない。
Jリーグ中継で、印象的だったのは、とんでもない土砂降りの中の試合。
プロ野球なら中止になり、『プロ野球珍プレー好プレー』の番組内でたまに見かける、選手たちがグシャグシャになったグラウンドのホームベースにヘッドスライディングをかまして、笑い合うあのシーンの数倍くらいグシャグシャのサッカー場で、試合をするJリーガーたち。
テレビ中継も大雨でほとんど何も見えない状態。誰が敵で味方で、どこにボールがあるのかまったくわからないシュールな放送を記憶している。
バブリーなJリーグの誕生から、日本代表が、1994年(平成6年)の「ドーハの悲劇」で本戦出場を逃し、1998年(平成10年)の「フランス・ワールドカップ」で初出場。少年だった私は、ワールドカップで世界を知り、時差を知った。
そんな4年に一度の祭典は、スポーツにあまり興味のない人たちも巻き込み、寝不足とドーパミンと明日への活力を与えてくれる。ワールドカップは、それぞれの国民への「ファン感謝イベント」なんだと、先日のオランダ戦を観て思った。
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