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梅雨ハザード

「マクラになるかも知れない話」 第十一回

梅雨ハザード

題字:三遊亭萬都

三遊亭 萬都

執筆者

三遊亭 萬都

執筆者プロフィール

反則です

 こんにちは、三遊亭萬都です。

 好きな擬音は「ほんわかぱっぱ」です。

 今回のテーマは、「梅雨」です。私は、人生で初めて梅雨というものを認識した時に、雨がどうのこうのより先に「こんな漢字の読み方は反則だ」と思いました。確か小学校の低学年だったように思います。

 「ばいう」は良いとして、「つゆ」って……。語源は「露」からとか諸説ありますが、決定的なものはないそうです。

 ちなみに今でも反則だと思っています。人名地名ならいざ知らず、これだけの全国区の言葉で、この読み方は! …… まあ、どうでもいいかとも思っています。

 子どもの頃は、雨がよく降るために遊びに行けなかったりするので嫌いな梅雨でしたが、大人になると“梅雨の時にしっかり降ってもらわないと水不足になるしなあ”、とか思うようになりますよね。

 んで、そこから噺家になるとどうなるかというと、「着物の管理が馬鹿面倒!」という気持ちになります。カビとの戦いです。正絹の着物にカビが生えようものなら泣いてしまいます。

 馬鹿面倒と書きましたが、具体的には何もしていません。

 「着物の管理が馬鹿面倒でたいへん!」

 といっているのではなく、

 「着物の管理が馬鹿面倒だから、やーーーらないっ!」

 ということです。

 カビとは、どう戦えばよいのでしょうか? 「着物がカビないようにするには、どうしたらいいですか」と、ある着物屋さんに聞いた時の回答が長すぎて、途中で気を失ってしまったため、私は正しいカビ対策を存じません。

 タンスに着物と防虫・防カビ剤を一緒に放り込んで、後はただひたすらカビませんようにと祈るばかりです。