自分らしく、まっすぐに 神田菫花(後編)

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第17回

「明日も頑張ろう!」と思える講談を

菫花 講談界の個性の一つになれたらいいなと思っています。師匠の(神田)すみれからは自由にやりなさいと言われ、二ツ目になってから自由にやらせてもらいました。一方で本格派の講釈師もいて、いかにも講談らしい読み口で、そんな読みとの違いにコンプレックスを感じることも度々あるんですが、講談界の端っこにいても、個性ある講釈師の一人として、自分らしくしっかりと立てていければいいなと思っています。

菫花 ありがとうございます。今という時代と照らし合わせると、講談はちょっと遅れているように思えるかも知れません。でも、少しずつではありますが、変わってきています。講談がどこかに向かっているのも事実ですが、それがどういう方向に向かって行くのかがわからない。でもその時、バリエーションが沢山あってもいいし、バリエーションがあることが面白さにつながるとも言えます。

 今、色々なところで、毎日のように講談が楽しめるので、どこかに顔を出してみてほしい。私は会社員時代に講談を聴いて、「明日も頑張ろう!」と思いました。明日からの活力をくれたのが講談であったので、私もそんなことを感じてもらえる講釈師になれたらいいなと望みを持っています。

(以上、敬称略)

神田菫花(講談協会 公式ホームページ)

https://kodankyokai.jp/kanda-sumika/

講談師 神田菫花 -すみちゃんのすみか-(ブログ)

(了)