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らべんだあ

「ずいひつかつどお」 第11回

らべんだあ

絵・フジマリ

立川 談寛

執筆者

立川 談寛

執筆者プロフィール

 北海道には梅雨がない。そのかわり蝦夷梅雨(えぞつゆ)なるものがある。

 いわゆるジメジメしたようなものではなく、蒸し暑さもそれほどなく、若干の肌寒さを感じるものだ。私は湿度が苦手で、蒸し暑さで熱中症になるようなタイプなので、何とも羨ましいと思うが、最近はそう涼しくもないらしい。

 ここ数年は温暖化の影響か、北海道にも梅雨のような現象が増えてきたのだそうだ。このまま温度が上がり続ければ、北海道でもミミガーや豚足を食べるようになり、ラッコがお腹でココナッツを割ることになるかもしれない。

 立川談志ひとり会のCD音源のギャグで「ハワイの時そば」だったか何かで、こんなのがあった気がする。

 「ひぃふぅみぃよぉいつむぅななやぁ、今何時で」
 「ココナッツで」

 いや、思い出したから書いてみただけなのだけど、確か「蝦蟇の油」のCDに収録されてたような。とはいえ、なぜ「蝦蟇の油」に「ハワイの時そば」があったかもわからないし、もしかしたら記憶違いかもしれない。気になった方は調べておくんなせぇ。

 北海道ではちょうどこの時期、ラベンダーの花が見頃を迎える。

 富良野町にはざわわ、ざわわと風が通り抜けるだけの有名な広いラベンダー畑があり、私も小さい頃に家族で見に行ったのだった。

 青空の下、どこまでも広がるラベンダーの花の美しさが今も脳裏に焼きついていると言いたいところだが、正直まだ幼かったのであまり覚えていない。大人になっただけでなく中年になった今なら、見方も感じ方も違うものになっているだろう。久しぶりに訪れてみたいものだ。