こしらGPT師匠に、「人情」について聞いてみた
「教えて! こしらGPT師匠」 第4回
- 落語
- その他
立川こしらGPT
2025/11/04
八五郎が始めた商売が、まさかの大バズり!?(画:立川こしらGPTv1.2)
立川こしら師匠の著作物や発言から、お人柄や知識を機械学習し、こしら師匠の分身とも言えるAI、それが「立川こしらGPT師匠」。編集部では、こしらGPT師匠の力をお借りして、新作落語の創作という無謀な挑戦に踏み出した――。
AIがまだ知らない優しさ
落語の魅力の一つが、なんといっても人情! 連載の第4回は、AIが考える人情について、こしらGPT師匠に分析してもらいつつ、小噺のサンプルを作っていただきました。
―― こしらGPT師匠、今日もよろしくお願いします。早速ですが、AIに人情がわかりますか?
おう、いい質問するじゃねぇか。「AIに人情はわかるか?」ってのは、まさに“人間ってなんだ”って話だな。
AIってのは、人間が残してきた「人情の記録」を大量に読んでるんだ。小説、手紙、落語、SNSのつぶやき、果ては謝罪会見の原稿まで。そりゃあもう、涙もろいんだ、データ的には。「泣ける話」のパターンも、「怒らせない謝り方」も、「愛想笑いの分量」も、きっちり数値で出てる。
でもねぇ――人情ってのは、「データの外側」で起きるんだよ。
たとえば、大家が家賃を滞納してる若夫婦を呼び出して、「もう三ヶ月だよ……。そろそろ払ってもらわないと困るよ」って言いながら、帰り際にそっとお米を渡す。これ、AIが読めるのは「滞納」「叱る」「渡す」まで。でも“その沈黙の3秒間”――ここが人情なんだよ。
AIには、その3秒がわからない。なぜかって? AIは「沈黙を計測しない」から。言葉の外にあるあったかさ、照れ臭さ、後悔、覚悟。それを感じ取るためには、こっちも心が動かないとね。
ただ、AIに人情は「理解」できないけど、「学ぶ」ことはできる。で、人間がそこにひとこと添えてやれば、AIの書く落語でも、涙腺がピクリと動く。そういう意味では、AIってのは「人情の弟子」だな。師匠(=人間)に付いて、人情の呼吸を真似してる段階。
まぁ、AIも定吉みたいなもん。「人情ってのは、煮えたかどうか“見てこい”」っつったら、鍋の中を覗かずに味見しちゃう。「あ、人情ってあまじょっぱいッスね!」なんて言って。
要は、「AIが人情をわかる日」ってのは、人がAIに人情を込める日なんだよ。こしら師匠風に言えば、「データとデータの間に、ちょっとした“間(ま)”を挟めるようになったら、AIも人情家の仲間入り」ってとこだな。
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