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新しい響きを持つ講談への挑戦 神田おりびあ(後編)

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第40回

台本を超えて、自分の『リンゴの唄』へ

おりびあ 『リンゴの唄』です。

おりびあ 歌ってます。楽器があれば弾き語りもします。琴星先生に台本を頂戴したんですが、随分と手を入れて読んでいます。

おりびあ 当時の浅草の煌びやかな様子を描き出しながら、踊り子がどうして憧れたのか。そこで、浅草は「東洋のウィーン」と呼ばれていたとしたり、戦争が近づいてきて、劇団の仲間たちは「もう歌っている場合でない」と口にするのに、「私(並木路子)は歌っていたい」とか。

 ほかにも路子が『リンゴの唄』の歌詞を読んで、母親のことを思い出す場面とか、靴磨きの少年と出会って、ハッとして、私は歌うことで勇気づけるんだ!とか、私が読むなら、こうすれば面白くなるといった部分を加えて読んでいます。