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新しい響きを持つ講談への挑戦 神田おりびあ(後編)

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第40回

社会のひずみを語る覚悟

おりびあ 師匠が社会派の講談を読んでいますが、私も社会問題を扱った講談をやっていきたい。不登校だとか、引きこもりだとか、マイノリティとかです。

 先に岡本文弥師匠との出会いについて話しましたが、文弥師匠も反戦ものを扱っていました。20代の時に巡り合って、興味を持ったのも、今につながるのかもしれません。

おりびあ そうなんですよね。それに私自身、社会でやっていけなかった時のことは、記憶が飛んでいたり、蓋をしていたりするところもあるんです。ですが、講談をやって自分と向き合ったことで、社会のひずみと言えばいいでしょうか、逃げてはいられないと思ったんです。だから人と向き合って、問題を掘り起こしていければと思っています。

おりびあ 私にとって「話す」という行為は、自分を動かす運動の一つでもあって、昔の人から受け継がれてきた講談も大好きなんです。古典は磨かれている素晴らしい作品ばかりなので、もちろん読み続けていきます。

おりびあ 『寛永三馬術』。それに『曽我物語』は『紋づくし』を読んだので、その他のところを読んでいきたい。あとは『源平盛衰記』。源平は『青葉の笛』と『巴御前』、『扇の的』を読みますが、ほかの場面も含めて、整理したいですね。

 言葉とリズムを美文調で格調高く読む人もいますが、私には読めないので、機会があれば私は琵琶を入れたりもしたいです。

おりびあ 今、『鯉の滝登り』という完全な新作を作っています。私は一つのモチーフから広げていくタイプなんです。内容は……。こんなものが講談になるのかというのも講談になりますし、新作修羅場シリーズも作っていきたいので、とにかく、楽しみにしていてください。

おりびあ う~ん、仕事を探してます!(笑) あとは生活のリズムが悪くなりました(笑)。みんな二ツ目になると楽しいって言ってますけど、楽しいことばかりでないので、自己肯定感が下がりまくっています。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします!

(文中、敬称略)

神田おりびあ(講談協会 公式ホームページ)

神田おりびあ X

向じま墨亭での公演予定はこちら。ご予約お待ちしております!

神田おりびあの会
~『寛永三馬術』に挑む①

  • 日程:
  •  2026年7月4日(土)
  •  開場13:30 開演14:00
  • 会場:
  •  向じま墨亭
  •  (墨田区東向島1-10-20)
  • 出演:
  •  神田おりびあ
  • 料金:
  •  予約・当日 2,000円
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  • ご予約:
  •  メール → ticketbon@yahoo.co.jp
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  • ※お名前・電話番号・枚数を記載ください。チケットは当日受付での精算です。

(了)