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好楽

「座布団の片隅から」 第17回

 空気が抜けた「祝」の字のバルーンは、小さくクシャクシャになって、とても元気がない(笑) さすがに縁起が悪いので、「祝」の字は外そうかとみんなで悩んでいると、誰かが言った。

 「もういいよ! 飾ろう飾ろう! バレないバレない!」

 誰も反省しないし、誰も責めない。そして、諦めるのが早い。このユルさが好楽一門である。

 結果、『祝 80』みたいな感じで、「80」の字の存在感がすごく、「祝」の字は小さくシワシワになっていたが、当の好楽はまったく気がついていなかった。もしかしたら、この日、好楽は二日酔いだったのかもしれない。いや、本当は気づいていたが、あえて言わなかったのか。いずれにしろ良かった(笑)

 みんなで食べて飲んで、好楽に傘寿のお祝いとして、弟子一同から金茶色の帯と袴をプレゼントして、一次会は楽しくお開き。

 もちろん好楽一門が一次会で終わるはずがない!!!

 この後、みんなで浅草へ移動して、「元祖釜めし 春」へ。名物の鳥すき鍋と釜めしが絶品! 昼もコース料理を食べたが、ここでも飲んで食べて、さらにもう一軒、浅草の観音裏のスナックへ移動した。

 ちなみに、この時点で弟子たちの数名はすでに酔っぱらっているが、まだまだ好楽が一番元気である。とにかくタフだ!