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2026年5月の最前線 【後編】 (聴講記:大阪・木曜おはよう講談会 / おすすめの講談会)
「講談最前線」 第19回
- 講談
瀧口 雅仁
2026/05/14
玉造駅から歩いて数分の場所にある「百年長屋」
講談はいつも面白い。そして講談はいつも新しい――。講談の魅力って? 講談ってどこで聴けるの? どんな講釈師がどんな講談を読んでいるの?と、それにお応えするべく、注目したい講釈師や会の情報、そして聴講記……と、講談界の「今」を追い掛けていきます。〈2026年5月の【後編】〉
聴講記:木曜おはよう講談会(2026年3月26日 百年長屋)
先日、当Webにて配信された旭堂南華へのインタビューをメインにした大阪遠征を行う中、旭堂南華(きょくどうなんか)会長率いる「なみはや講談協会」の会を聴かずには帰れまいと、「木曜おはよう講談会」が開催される百年長屋へ。
JR大阪環状線/地下鉄長堀鶴見緑地線の玉造駅から歩いて数分のところにある、1914年(大正3年)築の長屋をリノベーションした会場で、講談や落語をはじめとした伝統芸能の会が開かれている会場だ。まず外観がいい。そして土間を基本とした場内も温かな雰囲気で居心地がいい。その温かさに身を委ねて油断し、快活な高座を前にしていると、ウトウトと……ではなく、ホッとできる空間だ。あぶない、あぶない(笑)。

▼百年長屋 公式HP
「木曜おはよう講談会」は毎月2回、木曜の朝、1時間ばかりの講談会。この日は旭堂南華、南華いち押しの若手講釈師・旭堂一海(きょくどういっかい)、それに今年4月に年季明けした旭堂左燕(きょくどうさえん)の3人の出演であった。
10:49 旭堂左燕「太閤記 ~木村又蔵鎧の着逃げ」
加藤清正に恩義のある木村又蔵は、姉川の合戦が始まったと知るも、貧乏ゆえに駆け付けるための鎧を持っていない。そこで武具店を訪ね、一計を案じて鎧を手に入れることにする……。
やや鼻にかかったような声であるが、口跡は鮮やか。東京で学生生活を送ったこともあってか、いわゆる標準語(に近い)での高座。『太閤記』とも『姉川軍記』ともされる一席を堂々と臆することなく読む姿は、期待大。

▼旭堂左燕 X
11:05 トーク(南華&一海)
一海が先日、賤ヶ岳に登ったところ、テレビ局が花粉の取材に来ていたという話を受けて、南華は花粉症歴20年で辛い思いをしているとの話に。そこから映画『木挽町のあだ討ち』(原作・永井紗耶子、監督・源孝志)が大変に面白かったという話題になり、やはり観てきたというお客さんとの丁々発止が熱を帯びて来て、その盛り上がりぶりをなかなかコントロールできないでいる一海の姿がまた面白い(笑)。

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