ありがとう失言、待っているよ暴言

「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第17回

ありがとう失言、待っているよ暴言

画:東家千春

東家 千春

執筆者

東家 千春

執筆者プロフィール

7月~8月のお転婆感

 人の記憶というものは適当なもので、前回の日記に、港家小そめ姉さんの体を労わったら即座に蹴りを入れられた、という話を書いたのですが、小そめ姉さんによると、わたしは小そめ姉さんのことを「おばあさん、おばあさん」と踊りながら馬鹿にしてたそうです。何にも覚えてないんですよね。

7月後半①

7月18日(土) ふらっとすぎはち「辻浪曲」、梶原いろは亭「浪曲の日」
 高円寺に新しくできた図書館のロビーで辻浪曲。1席終わった後、真剣に聞いてくださっていた一人のご高齢の男性が立ち上がり「言いたいことがある!!」と絶叫。ツカツカとわたしの目の前まで来て、現場に緊張感が走る。
 「わたしは93歳!! 昔、広沢虎造、寿々木米若、木村友衛の浪曲を生で見た!! あなたはね!! そのまま笑いの道を突き進め!!」とすごい激励。そのまま帽子をかぶって「では仕事に戻る!!」とどこかへ去っていかれた。辻浪曲すぎる。

7月20日(月) 園福寺「第一回園福寺寄席」
 友人が住職になった寺で、寄席を開催してくれた。打ち上げが古い友人ばかりだったので、みんなが容赦なくわたしに突っ込みを入れてくる中、三味線の理緒さん(後輩)が、どさくさに紛れて小声で「○○に堕ちろ」(編集部による自粛)と挟み込んできた。
 お酒を飲んでいる時の暴言は、失言ではなく、明確に悪意を持って発言している、と理緒さん(後輩)が以前言っていたことを思い出しました。