58回目の豪華浪曲大会
「コソメキネマ」 第六回
- 浪曲
港家 小そめ
2025/10/23
人間国宝から103歳まで
さて、今回の豪華浪曲大会サブタイトルが「一期一芸(イチゴイチゲイ)」。これは一期一会をもじった造語でして、「この日しか見られない芸を(だから来てね)」という気持ちを込めています。
昼夜分かれていて、昼間のテーマは「東西交流」。
関西の浪曲親友協会から、人間国宝の京山幸枝若師匠をお招きし、浪曲協会の天中軒雲月会長と東西協会の両会長が揃い踏みという目玉に加え、通常なら一席ずつの玉川奈々福師匠と、今年から浪曲協会にも所属された春野恵子姉さんの二人での掛け合い浪曲(御馴染み「瞼の母」)、富士琴美師匠の浪曲奇術(私も一回しか拝見したことがないので、なかなかレアではないかと)、曲師と三味線が弾ける浪曲師を取り混ぜての三味線大合奏、そして先日103歳になられた我らが玉川祐子師匠と玉川太福兄さんが祐子師匠作・演出の浪曲コントなどなど盛りだくさんな昼の部。
余談ですが、「浪曲コント」は、仕事先から浪曲以外の演目を何かやってもらえないかというオファーを受けた当時94歳くらいだった祐子師匠が考えたネタです。初代の相方はなんと、私の師匠・港家小柳でした。好評で受けもよく、祐子師匠も大変喜んで、「コントをやろう!」とよく仰るようになり、その後、新宿の道楽亭さんや、何年か前の浪曲大会などでも披露しています。
うちの師匠が相方が務められなくなった後も、コント熱が冷めない祐子師匠から、相方のオファーを何度か受けました。大変熱心に誘っていただくので、コントの稽古をしたことがあります。生粋のエンターティナーの祐子師匠、笑いを取ることに大変貪欲で、
「まず、小そめちゃんが『おい、バアサン』と言って」
「師匠に向かって、バアサンとは言えないです! 無理です! 無理無理~!」
「なんで! バアサンて言ったら、お客さんがドッと笑うよ! 言いなよ! 面白いから!」
と、なかなか譲っていただけません。確かにウケるとは思いますが、私の好感度はダダ下がると思いますので、相方は丁重にお断りいたしました。その後、太福兄さんが相方に就任、ほっといたしました。
人間国宝から103歳まで、というバラエティ色豊かな昼の部はチケットの売れ行きが大変好調で、おかげ様で満員御礼、売り止めとなりました!

いま読まれています!
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第44回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/09
「座布団の片隅から」 第16回
別荘
~優雅な大人の夏休み……のはずだった。涼やかな高原の別荘での珍事件を綴る爆笑避暑日記!!
三遊亭 好二郎
2026/08/07
「コソメキネマ」 第二回
チンドン屋人生
~チンドンの音がスクリーンで流れる『マダムと女房』をご紹介!
港家 小そめ
2025/06/12
「朝橘目線」 第16回
鍋で炊きゃ そこらの米も ゴチになる
~「ご飯」を「米」と呼ぶのが、どうにも気になる。そんな朝橘師匠の米へのこだわりは、やがて「火・水・米」の炊飯道へ
三遊亭 朝橘
2026/08/08
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第16回
まだ満足にビールが飲めていない夏
~宇宙一の美人浪曲師が綴る、愛おしすぎる芸人日記
東家 千春
2026/08/03
「令和らくご改造計画」
第十二話 「荒れるチラシ」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/07/13
「オチ研究会 なぜこのサゲは受けるのか?」 第十六回
一分茶番、 棒鱈、 権兵衛狸
~演者の視点から、オチの仕掛けや工夫を楽しく解説!
林家 はな平
2026/08/06
「座布団の片隅から」 第14回
旅路(上)
~噺家3人の珍道中! 笑いと涙と二日酔いの落語ツアー前半戦
三遊亭 好二郎
2026/06/07
「座布団の片隅から」 第4回
袋氷
~35歳、「朝倉のおいしい水 かき氷」にハマる!
三遊亭 好二郎
2025/08/07
「二藍の文箱」 第15回
涼を装う
~高座を降りてからも、落語家でいたい。三木助師匠と歌司師匠、ふたりの師匠に教わった粋な生き方
三遊亭 司
2026/08/02
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第16回
まだ満足にビールが飲めていない夏
~宇宙一の美人浪曲師が綴る、愛おしすぎる芸人日記
東家 千春
2026/08/03
「座布団の片隅から」 第16回
別荘
~優雅な大人の夏休み……のはずだった。涼やかな高原の別荘での珍事件を綴る爆笑避暑日記!!
三遊亭 好二郎
2026/08/07
「古今亭佑輔とメタバースの世界」 第12回
若手の葛藤
~どうしたらお客様は来てくれるのか? 落語の未来を静かに見つめ、自らの価値を問うコラム
古今亭 佑輔
2026/08/05
シリーズ「思い出の味」 第26回
和歌山の家族の風景
~和歌山で育った三門綾さんの記憶を彩る、かけがえのない味を綴った食のエッセイ
三門 綾
2026/08/05
「ずいひつかつどお」 第12回
らじおたいそう
~ラーメンはやめられない。でも健康も守りたい。そんな談寛師匠が始めたのは、まさかのラジオ体操!
立川 談寛
2026/08/04
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第44回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/09
「二藍の文箱」 第15回
涼を装う
~高座を降りてからも、落語家でいたい。三木助師匠と歌司師匠、ふたりの師匠に教わった粋な生き方
三遊亭 司
2026/08/02
「朝橘目線」 第16回
鍋で炊きゃ そこらの米も ゴチになる
~「ご飯」を「米」と呼ぶのが、どうにも気になる。そんな朝橘師匠の米へのこだわりは、やがて「火・水・米」の炊飯道へ
三遊亭 朝橘
2026/08/08
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第15回
このまま宇宙一を名乗っていて良いのか?
~宇宙一の美人浪曲師が綴る、愛おしすぎる芸人日記
東家 千春
2026/07/03
「オチ研究会 なぜこのサゲは受けるのか?」 第十六回
一分茶番、 棒鱈、 権兵衛狸
~演者の視点から、オチの仕掛けや工夫を楽しく解説!
林家 はな平
2026/08/06
「くだらな観音菩薩」 第15回
阿弥陀如来
~同期であり、仲間であり、ライバルであり、親友だった蜃気楼龍玉師匠への想い。そのままの言葉、そのままの心
林家 きく麿
2026/07/16
「令和らくご改造計画」
第十二話 「荒れるチラシ」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/07/13
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第41回
一途に講談を生きる 田辺いちか(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/07/14
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第42回
一途に講談を生きる 田辺いちか(中編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/07/15
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第43回
一途に講談を生きる 田辺いちか(後編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/07/16
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第16回
まだ満足にビールが飲めていない夏
~宇宙一の美人浪曲師が綴る、愛おしすぎる芸人日記
東家 千春
2026/08/03
「講談最前線」 第23回
2026年7月の最前線 【前編】 (講談界の襲名について考える)
~講談はいつも面白く、そして新しい
瀧口 雅仁
2026/07/17
シリーズ「思い出の味」 第25回
芸とともに受け継がれる一門伝統の味
~人を思い、芸を磨き、心をつなぐ伝統の味をほのぼのと綴った、食のエッセイ
露の 五九洛
2026/07/19
「かけはしのしゅんのはなし」 第14回
師匠、もうヨーグルト食べたくないって言ってたよ
~お中元は品物を渡す日ではなく、感謝を届ける日!!
春風亭 かけ橋
2026/07/24
月刊「シン・道楽亭コラム」 第15回
彦八まつり、芸協らくごまつり、謝楽祭 ~三大祭を全部巡って見えた、それぞれの魅力
~同じ落語のお祭りなのに、三者三様の魅力が面白い。現地で感じた熱気と空気感をお届けします!
シン・道楽亭
2026/07/10
「くだらな観音菩薩」 第15回
阿弥陀如来
~同期であり、仲間であり、ライバルであり、親友だった蜃気楼龍玉師匠への想い。そのままの言葉、そのままの心
林家 きく麿
2026/07/16
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第10回
ああ…麗しの吉本興業……
~吉本興業を辞める話なのに、なぜこんなに爆笑してしまうのか!?
桂 三四郎
2026/05/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第9回
優雅な航海中の後悔を公開
~“憧れの仕事”から繋がる伏線が鮮やかな船旅エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/04/13
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第11回
オシャレは落語家を変える
~バレたら破門の危険なオシャレ!?
桂 三四郎
2026/06/28
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第5回
落語家の夢
~俺の目は、まだ濁っていない!!!
桂 三四郎
2025/11/27
「令和らくご改造計画」
第四話 「初心者よ永遠なれ」
~AIが落語を演じる時、それでも人は笑えるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2025/11/12
「令和らくご改造計画」
第六話 「若手人気落語家殺人事件 【事件編】」
~古典派と新作派の溝!?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/01/12
「艶やかな不安の光沢」 第1回
謂れなきものたちの飛躍
~年始からとちってしまった芸人の胸のうち
林家 彦三
2026/02/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第6回
運と皆様のおかげです
~人間は弱い生き物です
桂 三四郎
2026/01/01
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第8回
微笑みながら中指を
~笑えて震える、ご近所交流録! マトリックスばあさん、降臨!!
桂 三四郎
2026/02/25
編集部のオススメ
「かけはしのしゅんのはなし」 第14回
師匠、もうヨーグルト食べたくないって言ってたよ
~お中元は品物を渡す日ではなく、感謝を届ける日!!
春風亭 かけ橋
2026/07/24
シリーズ「思い出の味」 第25回
芸とともに受け継がれる一門伝統の味
~人を思い、芸を磨き、心をつなぐ伝統の味をほのぼのと綴った、食のエッセイ
露の 五九洛
2026/07/19
「くだらな観音菩薩」 第15回
阿弥陀如来
~同期であり、仲間であり、ライバルであり、親友だった蜃気楼龍玉師匠への想い。そのままの言葉、そのままの心
林家 きく麿
2026/07/16
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第41回
一途に講談を生きる 田辺いちか(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/07/14
「令和らくご改造計画」
第十二話 「荒れるチラシ」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/07/13
月刊「シン・道楽亭コラム」 第15回
彦八まつり、芸協らくごまつり、謝楽祭 ~三大祭を全部巡って見えた、それぞれの魅力
~同じ落語のお祭りなのに、三者三様の魅力が面白い。現地で感じた熱気と空気感をお届けします!
シン・道楽亭
2026/07/10
「二藍の文箱」 第14回
三遊亭小歌という落語家がいた
~忘れないでほしい、日の当たらない道を好む藝人もいることを
三遊亭 司
2026/07/02
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第11回
オシャレは落語家を変える
~バレたら破門の危険なオシャレ!?
桂 三四郎
2026/06/28
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【前編】
~小さん師匠の「おめでとう」から始まる新しい年
話楽生Web 編集部
2026/01/25