死語について
「すずめのさえずり」 第六回
- 落語
古今亭 志ん雀
2025/12/28
残しておきたい言葉
嘆いてばかりでは何も生み出さないので、この世界に入って知った素敵な言葉をばひとつ。
といっても、いわゆる符丁ではない。ときどき落語の解説本などで、ご丁寧に符丁の解説をしているものがあるが、内部だけで使う言葉だから符丁なのである。
寿司屋で「大将、お愛想」なんて言っているオッサンを見ると
「ケッ、○○○の×××××(炎上がこわいので自粛)め」
と思ってしまう私から見ると野暮の極みであり……ああ、人はこうして……よそう。
ざっかけない、という言葉、いわゆる東京の方言らしい。
垢抜けないという意味もあるが、気を遣わずに済む、肩肘を張らなくていい、というふうに使う。
「ざっかけなくていいね、この店」
というように。
いったい昔の言葉というものは、現代語に訳すとはっきりひとつの意味に収まらないような、漠然とした雰囲気を持つものが多い。
我々の世界ではまだ現役の「了見(料簡)」にしても、考え方、考えることという意味でもあるし、「了見しろい」と言えば「わかってくれ」というようなニュアンスになる。
お試しあれ。
今日びよくあるネットの炎上なども、このように狭義に留まらない言葉であれば、少しは起こりにくいのではないかと思うがどうだろう。
古いものがなんでも良い、という考えは、それはそれで間違っていると思うのだが、それでも残しておきたい、使っていきたい言葉というのはある。
私は、少なくとも来年いっぱいは断固としてエックスではなくツイッター、ポストではなくツイートと呼んでやろうと思っている。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
▼古今亭志ん雀 X(旧Twitter)![]()
2026年1月のピックアップ公演はこちら。ご予約お待ちしてます!

三つ巴
Mitsudomoe
- 日程:
- 2026年1月21日(水)
- 開場18:00 開演18:30
- 会場:
- 池袋演芸場
- (豊島区西池袋1-23-1 エルクルーセ)
- Googleマップ
- 演目:
- 志ん雀『寝床』
- わん丈『厩火事』
- 志う歌『鰍沢』
- 料金:
- 前売3,000円 当日3,300円
- ご予約・お問い合わせ:
- utataroudesu@yahoo.ne.jp
(毎月26日頃、掲載予定)
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