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新しい響きを持つ講談への挑戦 神田おりびあ(中編)

「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第39回

一鶴先生は“近所のおじいさん”

おりびあ 中学で不登校になって、高校受験に失敗して、定時制に行くことになったんです。卒業まで4年かかりましたが、1日6時間、週5で「ビルディ」で働いていたんです。

おりびあ はい。一鶴先生と今の鶴遊先生が毎日のように来ていました。最初、誰だかわからなくて、親に尋ねたら「あれは一鶴だ!」って、近所のおじいさんだと思っていたみたいで(笑)。

 でも講談の道に進もうと思ったのは、一鶴先生の姿を見ていたからかもしれません。店で一鶴先生を見ていなかったら、講談を知らなかったかもしれません。

おりびあ さほど驚くこともなかったです。それまで人間関係で続かなかった中、同じ師匠や先輩が私を使ってくれましたし、目もかけてくれました。ありがたかったですし、それは私にとっても大きな進歩になったとも言えます。

おりびあ ありがとうございます(笑)。(宝井)琴梅先生には梅桜亭に連れていっていただいて、お酒もたくさん飲ませていただいたり、確かに前座生活は楽しかったです(笑)。

おりびあ 師匠があまりやっていなかったジャンルであったので、やってみたかったことと、(六代目宝井)馬琴先生の修羅場を聴いて、カッコいいと思って、このままではいけないと思ったのがきっかけです。