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若手の葛藤

「古今亭佑輔とメタバースの世界」 第12回

企業がVRに集まる理由

 企業がなぜ今、VR業界に参入するのか?

 やはり一番は、体験型広告による新たなファン獲得だろう。また新たな販売経路の獲得にもなるだろう。とにかく企業も新たな顧客を獲得しようというわけだ。

 Vケットでは様々な方法で広告を出しているので、参加するユーザーも楽しみながら企業の商品や理念に触れることができる。例えば、お化け屋敷のようになっていたり、ミニゲームがあったり、写真を撮るスポットがあったり、従来の広告ではできないものばかりだ。

 それらがどのくらい企業の顧客エンゲージメントの向上につながるのかは分からないが、約130万人という来場者数を考えれば、何かしらの効果は期待できるのだろう。

 また、企業アンケートを促す仕組みもあり、回答率も非常に良いと聞く。普段のアンケートは時間のある時ですら回答するのは面倒だが、VRであれば遊びながらの感覚で答えてしまうから不思議である。

 少なくとも自分は、これらの企業は最新技術に興味を持ち、積極的に新たな顧客獲得に取り組んでいるのだろうとポジティブなイメージを持つ。たくさんの企業が参入するのも頷ける。

VRC落語会も参戦!

 自分が月一回出演する「VRC落語会」(オンライン落語会)も実は2026年夏、Vケットに参加していた。

 「パラリアルブロードウェイ」というVケットによるワールド(仮想空間)がある。文字通りブロードウェイを模している。そこのステージで、集められた参加者や団体がパフォーマンスを行うのである。

 今年、はじめて投げ銭システムが導入された。お客様はパフォーマンスを観ながら、その場で投げ銭を送ることができる。投げ銭をすると、ステージ上にパーティクル(光の演出)が浮かび上がり、投げ銭をした人の名前が表示される。何だか楽しい仕組みである。