「声の黒船」はすでに来襲している ~厄介な未来
月刊「シン・道楽亭コラム」 第4回
- 落語
- その他
シン・道楽亭
2025/08/10
画:とつかりょうこ
声が繋ぐ高座と客席
いま以上に相当無知だった時代。私に“落語を聞くためのいろは”を叩きこんでくださったニッポン放送のHプロデューサーに、「今日は、どこに行くんだい?」と聞かれたことがある。
「鈴本演芸場です。落語を見に行きます」と答えた。間髪を入れず、「聞く、だよ、聞く。落語は、見るもんじゃない。聞くんだよ。だから落語を聞きに行く、と言わないとダメだね」と釘を刺された。
以来、“落語は聞くもの”という認識を貫いている。原稿を書く際も、「落語を見る」と書くことはない。「落語を聞く」「落語を聞いた」と書く(実際は耳で聞くだけでなく、五感を総動員して聞くこともありますが。ちょっと大げさ!)。
高座と客席、演者と私をつなぐものは声である。演者の声を演者固有の声として認識し、固有の筋を頭に描く。
当たり前か。当たり前が当たり前として受け止められているうちは、世間はギクシャクしない。ルールもいらない。だが、当たり前が永遠に当たり前であり続けるかどうかの保証はない。
演者の声が、演者の預かり知らぬところで一人歩きでもしたら、それこそ厄介ごとになる。業界の掟やルールを屁とも思わない「よそ者」の一味は、いつも何をしでかすか分からない。
「あれ、これ俺の声だよ」「でも俺、『牡丹灯籠』持ってないよ」。例えば三遊亭白鳥師匠が、そんなことをぽつりと漏らす時代が来たとしたら。
「声の黒船」はすぐそこに来ている。そんな噺を、これから申し上げます。
いま読まれています!
「浪曲案内 連続読み」 第13回
五稜郭始末記異聞 ~北海道に行ってきました。
~幕末の箱館で出会った助さんと熊さん。二人の人情は戦乱を越えて、いま浪曲へ
東家 一太郎
2026/08/17
「令和らくご改造計画」
第十三話 「誰のおかげで」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/08/13
「かけはしのしゅんのはなし」 第1回
初エッセイ ~水無月って何?
~旬の味を探訪する、ほっこりエッセイ
春風亭 かけ橋
2025/06/27
「くだらな観音菩薩」 第16回
迦楼羅
~何気なく使う言葉の奥には、意外な由来と物語がある。笑いと人情が溶け合うエッセイ
林家 きく麿
2026/08/16
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第12回
プロレタリアの街
~「絶対にここに戻ってきたらあかんで」そう言われた青年は22年後、落語家として帰ってきた。笑って最後にじんとくる実話エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/08/10
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第1回
そしてわたしは宇宙一の美人浪曲師になった
~うっかり入門!?
東家 千春
2025/05/03
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第46回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(後編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/11
月刊「シン・道楽亭コラム」 第16回
シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト Part.4
~共同席亭という仕組みと、我々がまとまるための装置としてのシン・道楽亭
シン・道楽亭
2026/08/11
月刊「浪曲つれづれ」 第15回
2026年8月のつれづれ(「浪曲 陰陽師 迷神・打臥の巫女」、「浪曲 巷説百物語 芝右衛門狸」、港家小ゆきの挑戦)
~伝統を守りながら、変化する芸能の姿。浪曲の現在地を描く、月イチ浪曲レポート
杉江 松恋
2026/08/15
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第45回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(中編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/10
「令和らくご改造計画」
第十三話 「誰のおかげで」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/08/13
「くだらな観音菩薩」 第16回
迦楼羅
~何気なく使う言葉の奥には、意外な由来と物語がある。笑いと人情が溶け合うエッセイ
林家 きく麿
2026/08/16
「浪曲案内 連続読み」 第13回
五稜郭始末記異聞 ~北海道に行ってきました。
~幕末の箱館で出会った助さんと熊さん。二人の人情は戦乱を越えて、いま浪曲へ
東家 一太郎
2026/08/17
月刊「浪曲つれづれ」 第15回
2026年8月のつれづれ(「浪曲 陰陽師 迷神・打臥の巫女」、「浪曲 巷説百物語 芝右衛門狸」、港家小ゆきの挑戦)
~伝統を守りながら、変化する芸能の姿。浪曲の現在地を描く、月イチ浪曲レポート
杉江 松恋
2026/08/15
「噺家渡世の余生な噺」 第16回
同窓会という浪漫飛行へ
~人生の全盛期は、過去だと決めなくていい。今だからできる飛び方がある
柳家 小志ん
2026/08/15
月刊「シン・道楽亭コラム」 第16回
シン・道楽亭、誕生前夜から今へと続くキャリー・ザット・ウェイト Part.4
~共同席亭という仕組みと、我々がまとまるための装置としてのシン・道楽亭
シン・道楽亭
2026/08/11
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第12回
プロレタリアの街
~「絶対にここに戻ってきたらあかんで」そう言われた青年は22年後、落語家として帰ってきた。笑って最後にじんとくる実話エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/08/10
「かけはしのしゅんのはなし」 第1回
初エッセイ ~水無月って何?
~旬の味を探訪する、ほっこりエッセイ
春風亭 かけ橋
2025/06/27
「お恐れながら申し上げます」 第12回
落語好きの歯医者さんの話
~歯科医院の地下室に灯る落語の明かり
入船亭 扇太
2026/08/12
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第44回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/09
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第12回
プロレタリアの街
~「絶対にここに戻ってきたらあかんで」そう言われた青年は22年後、落語家として帰ってきた。笑って最後にじんとくる実話エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/08/10
「宇宙まで届け! 圧倒的お転婆日記」 第16回
まだ満足にビールが飲めていない夏
~宇宙一の美人浪曲師が綴る、愛おしすぎる芸人日記
東家 千春
2026/08/03
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第44回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/09
「令和らくご改造計画」
第十三話 「誰のおかげで」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/08/13
「かけはしのしゅんのはなし」 第14回
師匠、もうヨーグルト食べたくないって言ってたよ
~お中元は品物を渡す日ではなく、感謝を届ける日!!
春風亭 かけ橋
2026/07/24
「テーマをもらえば考えます」 第12回
スイカの夏
~天どん師匠のスイカへのこだわりから始まる、笑い満載の夏エッセイ
三遊亭 天どん
2026/07/31
「エッセイ的な何か」 第14回
「生きていてくれ」と思いながら落語をやった夏
~真夏も真冬も、落語は熱い!!!
三笑亭 夢丸
2026/07/22
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第46回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(後編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/11
「座布団の片隅から」 第16回
別荘
~優雅な大人の夏休み……のはずだった。涼やかな高原の別荘での珍事件を綴る爆笑避暑日記!!
三遊亭 好二郎
2026/08/07
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第45回
情熱に出会い、魂を語る 神田紅(中編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/08/10
「くだらな観音菩薩」 第15回
阿弥陀如来
~同期であり、仲間であり、ライバルであり、親友だった蜃気楼龍玉師匠への想い。そのままの言葉、そのままの心
林家 きく麿
2026/07/16
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第10回
ああ…麗しの吉本興業……
~吉本興業を辞める話なのに、なぜこんなに爆笑してしまうのか!?
桂 三四郎
2026/05/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第9回
優雅な航海中の後悔を公開
~“憧れの仕事”から繋がる伏線が鮮やかな船旅エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/04/13
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第11回
オシャレは落語家を変える
~バレたら破門の危険なオシャレ!?
桂 三四郎
2026/06/28
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第5回
落語家の夢
~俺の目は、まだ濁っていない!!!
桂 三四郎
2025/11/27
「令和らくご改造計画」
第四話 「初心者よ永遠なれ」
~AIが落語を演じる時、それでも人は笑えるのか?
三遊亭 ごはんつぶ
2025/11/12
「令和らくご改造計画」
第六話 「若手人気落語家殺人事件 【事件編】」
~古典派と新作派の溝!?
三遊亭 ごはんつぶ
2026/01/12
「艶やかな不安の光沢」 第1回
謂れなきものたちの飛躍
~年始からとちってしまった芸人の胸のうち
林家 彦三
2026/02/12
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第12回
プロレタリアの街
~「絶対にここに戻ってきたらあかんで」そう言われた青年は22年後、落語家として帰ってきた。笑って最後にじんとくる実話エッセイ!!!
桂 三四郎
2026/08/10
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第6回
運と皆様のおかげです
~人間は弱い生き物です
桂 三四郎
2026/01/01
編集部のオススメ
「かけはしのしゅんのはなし」 第14回
師匠、もうヨーグルト食べたくないって言ってたよ
~お中元は品物を渡す日ではなく、感謝を届ける日!!
春風亭 かけ橋
2026/07/24
シリーズ「思い出の味」 第25回
芸とともに受け継がれる一門伝統の味
~人を思い、芸を磨き、心をつなぐ伝統の味をほのぼのと綴った、食のエッセイ
露の 五九洛
2026/07/19
「くだらな観音菩薩」 第15回
阿弥陀如来
~同期であり、仲間であり、ライバルであり、親友だった蜃気楼龍玉師匠への想い。そのままの言葉、そのままの心
林家 きく麿
2026/07/16
「釈台を離れて語る講釈師 ~女性講釈師編」 第41回
一途に講談を生きる 田辺いちか(前編)
~魅力と素顔に迫るインタビュー
瀧口 雅仁
2026/07/14
「令和らくご改造計画」
第十二話 「荒れるチラシ」
~最近の前座さんたちは、時々おかしい
三遊亭 ごはんつぶ
2026/07/13
月刊「シン・道楽亭コラム」 第15回
彦八まつり、芸協らくごまつり、謝楽祭 ~三大祭を全部巡って見えた、それぞれの魅力
~同じ落語のお祭りなのに、三者三様の魅力が面白い。現地で感じた熱気と空気感をお届けします!
シン・道楽亭
2026/07/10
「二藍の文箱」 第14回
三遊亭小歌という落語家がいた
~忘れないでほしい、日の当たらない道を好む藝人もいることを
三遊亭 司
2026/07/02
「けっきょく選んだほうが正解になんねん」 第11回
オシャレは落語家を変える
~バレたら破門の危険なオシャレ!?
桂 三四郎
2026/06/28
掲載記事300本記念
〈掲載記事300本記念〉 柳家さん喬師匠 スペシャルインタビュー【前編】
~小さん師匠の「おめでとう」から始まる新しい年
話楽生Web 編集部
2026/01/25