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彦八まつり、芸協らくごまつり、謝楽祭 ~三大祭を全部巡って見えた、それぞれの魅力

月刊「シン・道楽亭コラム」 第15回

 野外ステージではさまざまな催しがある中、出色は「雀三郎 withまんぷくブラザーズ」の音楽ライブ。桂雀三郎師匠(御年77歳!)が玄人はだしのギターテクニックで重鎮自ら祭を盛り上げます。会長の笑福亭仁智師匠も折に触れ、舞台に立たれていました。

 若手も負けずに奮闘していました。桂源太さん、桂健枝郎さん、月亭柳正さん、笑福亭喬路さんの4人によるユニット「ぴーひゃら」は2時間かけたメイクでキメて、どこかの事務所のアイドルに引けを取らないレベルの歌唱と踊りで魅了。うちわにタオルで、と親衛隊も盛り上げます。仕掛け人は、実行委員長の月亭方正師匠。

 250席以上はあると思われる参集殿(さんしゅうでん)での奉納落語会は、4部構成。すべて超満員!

 とりわけ最初に完売した第4部の「大御所落語会」(5月17日)は、人気絶頂の桂二葉さんによる開口一番「金明竹」で始まり、彼女がリスペクトして止まない超人気者の笑福亭鶴瓶師匠が見事なトリネタ「鶴瓶版長短」で締めるという、まさに新旧上方落語絵図でした。

 なお、この日の大阪は5月にもかかわらず、33℃の真夏日。神社ですから木陰はそこかしこにあるのですが、暑さ対策のテントが設置されているのは野外ステージ付近のみだったようで、もう少し涼める場所があるとうれしいと思いました。

 大いに楽しんだ彦八まつりでしたが、その印象を一言で表すと「客と演者とスポンサー三位一体、大きなファミリー」でした。